劣勢に立たされたら、立たされたなりのサッカーをして欲しいです。


どうもヴェルディの皆さんは、自分の技量に自信がありすぎるのか、今が劣勢だということを認めたがらない印象があります。
中盤のプレスに押し込まれて、一旦最終ラインで休憩して、でも再び「このプレス網なら突破できるはずだビックリマーク」と突っ込んで、また跳ね返されて……
草津戦は90分間この繰り返しリサイクルだったように感じました。
いわゆる”パスサッカー”にこだわりを持つこと自体は構いませんが、それも時と場合によります。
何も相手の強い部分に真っ向勝負を挑む必要はなくて、「あぁ今日は相手のプレスが強いな、いつものパス回しは無理だなあせる」となった時は、素直に認めてスパッと切り替える柔軟さがあって然るべきだと思います。


要は、昨日のようにプレスに手を焼いた場合は、もっとポンポン縦に蹴っちゃえばはてなマークという話で。
何もその縦パス1本で点を取る必要はなくて、サイドで起点を作れたら充分だよという、そういう攻め方があっても良いのではないでしょうか。
別にそれが”パスサッカー”を否定することにはなるとは思わず、むしろその後への撒き餌として効果を発揮すると考えれば、”パスサッカー”の一部だと思うんですけどねぇ得意げ


そもそも何のために林を入れて「2トップ」にしているのかということですよ。
私は、FWのどちらかがサイドに流れてもゴール前の脅威を残すためだと思うのですが、どうもそういう感じで活かされている場面は少ないように思います。
彼の高さは良い武器なのですから、もっと積極的に活用して欲しいものです。
(まぁ、昨日は45分だけの出場でしたから、仕方ない部分もありましたけれども(´-┃


ショートパス主体のサッカーと、ロングバス主体のサッカーの、どちらが優秀かという戦術論は一旦置いといて。
また、前者を目指すというのであれば、それはもう頑張ってくださいと諸手を挙げて支持しますけれど。
(正直ポンポンパスが回るサッカーの方が好きですしキャッ☆
ただ、前者がダメな時に後者を試す、それでもダメならさらに別の手段を模索するというのは、勝利を目指すプロフェッショナルである以上当たり前のことだと思うのですよね。
もっと言えば、違う手段があるのに試さないで負けるのは、余力を残して負けるということであり、プロとして恥ずかしいことだと思いますむっ
その辺の意識が、どうもヴェルディというチームには足りないように感じます。


万策を尽くして負けるということ。


一度考えてみていただきたいですね。