徳島戦では、ロングボールを多く蹴りこみましたが、有効な攻撃手段とはなりませんでした
しかし私は、FW(一樹)の空中戦勝率が悪かったとは思いません。
そもそも、FWの空中戦勝率というのは、5割もあれば一流と評されるものです。
ルーズボールにした回数も含めれば、一樹は充分役割を果たしているように見えました。
ならば、なぜ攻撃の手段として機能しなかったのか
それは周りのフォローが少なかったからだと思います。
一樹目掛けてボールが蹴られた際に、近くに誰もいないか、いても晃誠だけという展開が多すぎました。
土曜の記事
でMF滝澤に言及しましたが、ウイング陣の河野、飯尾、レアンドロに対しても、滝澤と同じ印象です。
一樹の頭を狙うなら、もっと全体がセカンドボールに対して準備しておかないと意味がありませんし、また、準備できずにただ一樹@孤立中に放り込むだけなら、ロングボール自体に意味がないと思います。
特に河野。
徳島戦では、サイドからドリブルで切れ込むシーンが多く、時に4人抜きからのチャンスメイクなども魅せてくれて、見ている分には楽しいプレーぶりでした。
しかし裏を返せば、ドリブルで4人を抜かない限りチャンスを作れなかった、とも言えます。
それだけゴールから離れた位置にいたということでしょう。
一方、ロングボール時に中に入って、ルーズボールを拾えば、誰も抜かなくてもゴール近くのプレーに関わることができます。
4人抜きと、ルーズボールを拾うのと、どちらが簡単かというと、後者だと思うのですよね
ウイングはサイドにいるのが普通ではありますけれど、必要に応じて中にも入るようにしないと、いつも外外では相手も怖くありません。
せっかく素晴らしいドリブル
を持っているのですから、もっとゴールを脅かせる位置でそれが発揮できるように、一樹の周りで衛星になるシーンも増やして欲しいと思いました。
もっとも、初戦から課題ゼロなんてチームはどこにもない訳で
また、TMでは前線はなかなか流動的に動けていましたから、開幕の緊張から解き放たれたら出来るようになるかもとも思っています。
まだ50試合ありますし、これから良くなっていってくれればです。
一歩ずつ前進して行くヴェルディを期待しておりますよ