一番時間の使い方が上手いのは、向こうのGKでしたとさ。
(1-1の頃の話ですけどネ)

戸川のミスからCKを与え、戸川がマークを外して失点。
久々にリードされたこともあり、これですっかり浮足立ってしまいました。
戸川は鳥栖戦で悪かっただけに、今日は名誉挽回を期待していたのですが…
残念ながら汚名を挽回しちゃった感じですね。
幸い、次まで2週間あります。
戸川を鍛え直すのか、新しく誰かを入れるのかは監督次第ですが、いずれにせよここの穴はしっかりと埋めて置いて欲しいと思います。

さて試合は進み、同点劇は突然に。
海本のスローインから、フッキがPA内で一人抜き、二人抜き、最後はGKまでも手玉に取ってゴール!
これはもう完全にフッキ様々という一撃。
たった一人で無理矢理流れをねじ曲げてしまいました。
お見事!

これで一気に流れを五分に戻したヴェルディ。
しかしここで、相手GKに上手いこと間を取られてしまいます。
憎々しかったですねぇ。
菅野を思い出しましたわ。
本田か…覚えたで。
ま、覚えても何もしませんが^^
ともかく、ここで流れを切られたのが、最後に響いたような気がしないでもありませんでした。

話を戻して。

試合が膠着した中、なかなか逆転ゴールを奪えずにいましたが、2点めもやはりこの男から。
左サイドから崩し、フリーの服部から中央のディエゴフッキコンビに。
ディエゴが潰される中、GKより一瞬早くこぼれ球に反応したフッキが、そのままGKを交わしゴール!
こちらはチームとして敵陣を崩してのゴールで、とても良い感じでした。

さて、これで後は局(時間)を潰すだけ。
カウンター主体で戦うのはシーズン後半の得意パターン。
追加点が取れればカンペキですし、そうでなくとも相手の攻撃の芽を摘み続ければ、無事試合が終わらせられる、そんな段階までは追い込めたと思っていたのですが…

最後の最後に落とし穴が待っていました。

ロスタイム、クリアボールを拾われた二次攻撃。
ここでクロッサーに詰められなかったのが痛かった。
ニアへのアーリークロスに高田が上手く走り込んでヘッド、バウルと戸川が被った分、義成含め3人とも反応することが出来ず、ボールは無常にもサイドネットを揺らしてしまいました。
相手が上手かったこともありますが、ちょっと引きこもりすぎた感もありました。
この辺の守備の仕方、というか気の持ちようは、今後の課題となりそうです。
そこでもう一踏ん張り、最後まで足が出続けるチームになってくれると、私は嬉しいです。

その後、さらに同じようにフリーでクロスを上げられ、あわや逆転かという場面もあり、そちらは何とか防いだものの、結局同点のままタイムアップ。
第4クール初の勝ち点落としは、草津相手ということになりました。
やはり本田に時間を潰されたのが微妙だったと思います。
ロスタイムでなければ、同点のクロスには大野が詰められていたと思いますし、仮に同点になったとしてももうワンチャンスは作れていたのではないでしょうか。
あの場面を、ロスタイムという時間帯に起こさせた、本田の時間の使い方に「巧み」です。

まぁなんだかんだ言って、酷い先制のされ方だった試合を引き分けには持ち込めた訳で、そこは良かったと思います。
(京都が負けたから、こう言えるんですけどネ^^;)
次はホームで3位仙台戦。
正真正銘の大一番です。
2週間かけてしっかりと準備して、今年の集大成然とした試合を見せていただきたいものです。
りゅーはーでした。