明日はJ2第42節、お相手は京都サンガF.C.です。
京都はここまで20勝9分け8敗で2位。
得点63はリーグ3位、失点44はリーグ4位と、優秀な成績を残しています。
また、今年のJ2において唯一連敗していないチームでもあり、安定感はピカ一ですね。
<予想スタメン>
__パウリーニョ_アンドレ__
_斉藤_____徳重_
__倉貫___石井__
中谷_森岡_角田_平島
_____平井____
チアゴが出場停止から復帰も、体調はまだ思わしくないようで、森岡のスタメンが濃厚な模様(※
)。
また、ボランチの斉藤が左サイドでの先発となるようです(※
)。
となれば、おおよそこんな感じになるのではないでしょうか。
攻撃の中心はもちろんパウリーニョ。
リーグ3位の20得点もさることながら、時に中盤まで下がってきてゲームを組み立てる能力も秀逸です。
ですが、福岡のアレックスと同じく、過去の対戦ではパウリーニョには得点/アシストを許していません。
エースに対する守備は、対京都においても上手く行っていると言えるでしょう。
むしろ、2列目の徳重に3得点を許しており、明日の試合はここがポイントになりそうです。
すなわち、パウリーニョを押さえた上でさらに、2列目の飛び出しをどう抑えるか、が焦点になると思われます。
そこでカギを握るのは、広山と飯尾の両サイド。
4バック以降の4試合で3失点&全試合1失点以下という安定感には、この2人の献身的な守備が大きく貢献していると思います。
逆に言えば、彼らの運動量が足りないようだと、苦戦は避けられないでしょう。
中2日で厳しいでしょうけども、頑張っていただきたいですね。
また、CBのチアゴが、ここ5試合で3得点と大暴れ中です。
セットプレーの守備もカギを握りそう。
萩村がなぁ・・・セットプレーではマークを見失うことが多くてちょっと怖いのですが
集中して守ってもらいたいと思います。
一方京都の守備に関しては、基本は2位のチームらしく非常に安定しているのですが、ちょっとキーパーが弱いのかなぁという印象がありますね。
その証拠の一つとして、セーブ率(セーブ数/失点+セーブ数)のデータを以下に示します。
順位選手名チームセーブ率
1 高木 札幌 0.929
2 シュナ潤 仙台 0.918
3 金 湘南 0.908
4 佐藤 愛媛 0.902
5 神山 福岡 0.901
6 吉原 東京V 0.899
7 浅井 鳥栖 0.899
8 義成 東京V 0.898
9 本間 水戸 0.894
10 島津 徳島 0.893
11 吉田 C大阪 0.892
12 上野 京都 0.892
13 鈴木 徳島 0.891
14 本田 草津 0.891
15 赤星 鳥栖 0.890
16 清水 山形 0.885
17 平井 京都 0.884
※出場時間1000分以上の選手を対象
基本的に上位チームのキーパーが上位に集まっている中で、京都の2人は芳しくない数字となっています。
また、過去3戦でヴェルディは6ゴールを上げているわけですが、うち3ゴールはキーパーが止めるチャンスがあったようにも思っています。
もちろんキーパーの仕事はこれだけではないのですが、少なくとも「枠内シュートを防ぐ能力が低い」とは言えるのではないでしょうか。
となれば、どんどんシュートを打っていくのが、こちらとしては良計なのではないかと。
昇格のかかった大事な一戦ですけれども、ミスショットを恐れて”責任転嫁パス”を繰り返しているようでは、勝利はおぼつかないでしょう。
縮こまらずに、「ガンガンいこうぜ!」精神で戦っていただきたいものです。
京都との勝ち点差は4。
勝てば自動昇格圏は目の前です。
中2日対中10日であったり、上期末という繁忙期における平日アウェー(行けるかそんなもん!)であったりと、決して条件は良くありませんが、だからこそ勝ち甲斐があるように思います。
心は熱く、頭はクールに、いい戦いをして、中秋の名月のような美しい白星が輝くと良いですね^^