今日未明のオーストリア戦、日本代表はPK戦の末に敗れてしまいました。
がっちりゾーンを作り、守備に重きを置いてきたオーストリアに対し、日本はオシムさんの目指す「動くパスサッカー」で対抗。
守備的vs攻撃的の戦いですから、当然見た目は日本が押す展開でした。
しかし結局最後までゴールは割れず、スコアレスでのPK負け。
オーストリアの術中にはまってしまった格好でした。
感じたのは、フィニッシュと、その一つ前の精度の悪さ。
特に両SBからのクロスの悪さが目に付きました。
その原因は、駒野を左で使っていることにあると思います。
駒野は、クロス本数、クロス成功数、クロス成功率、全てにおいてJトップクラスの選手です。
しかし、その数字は、全て右サイドで記録したもの。
慣れない左は、あくまで「こなせる」レベルであって、決してベストポジションではありません。
というか、できればオシムさんも、駒野は右で使いたいと思っているはず。
しかし、慢性的な左サイド不足が、それを許してくれないのだと思います。
実際、駒野の代わりに誰を左SBに置くかと考えると、かなり難しいんですよね。
<J1各チームの左SB候補>
浦和 : 相馬、平川
G大 : 安田理、橋本
鹿島 : 新井場
清水 : 児玉
新潟 : 松尾、坂本
柏 : 大谷
横M : 小宮山
川崎 : 村上
磐田 : 上田、村井
名古 : 本田、阿部
神戸 : 坪内、内山
F東 : 金沢、今野
広島 : 服部公
千葉 : 山岸
大分 : 根本
大宮 : 波戸
甲府 : 山本英
横C : 中島
ざっと挙げてみましたが、この中から「駒野の代わり」を選ぶとなると、ちょっと悩ましいですよねぇ…
私なら新井場ですけど、彼もクロス精度自体はよろしくないですからね(^^;)
J2まで範囲を広げてみても、左サイドで活躍している選手というと、湘南の尾亦と、ひいき目込みで徳島の青葉くらいでしょうか。
どのチームも左サイドには本当に苦労しているのだということが見て取れます。
そう考えると、我らがヴェルディに服部がいるということは、本当にありがたいことです
ほとんどのチームで苦労しているピースが、ごく順当に埋まっているのですから。
というか、むしろストロングポイントですらある訳で。
38試合中37試合でフル出場、そしてアシストランク1位タイ@ヤフー。
守備での貢献度も非常に高く、また精神的なまとめ役でもあります。
いやはや、本当に素晴らしい選手です。
そして替えの効かない選手だとも思います。
あと13戦、体力的にも相当キツいとは思いますが、どうかケガなく、そしてできれば累積欠場もなく、最後まで戦い抜いていただきたいものです。
私も声で精一杯サポートしたいと思います。
と、いうことで…
服部さんのチャントマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン (またこのオチか)