スタメンになって4連勝という”ラッキーマン”船越を引っ込めて、広山をスタメンにした昨日。
おそらくフッキ船越両方が現在カード3枚持ちのため、札幌戦では片方は残したいという意図の下の変更だったのではないでしょうか。
それはともかく、広山を出した以上、サイドや裏へのボールが攻撃の生命線になるはずの試合でした。
しかし実際にはほとんど足元でしかボールは回らず。
その足元パスは回ることは回るのですが、雨でトラップ等が難しくなっている分、回すので精一杯という印象。
高い位置に運びきる前にボールを失うことが多く、自分たちのペースを全く掴めないままの前半だったように思います。
後半に入る前、監督がポイントに挙げたのは以下の3点。
・もっと両サイドを使って攻撃しよう
・ボランチ2人はサイドチェンジしよう
・最後まで集中を切らさずに戦おう
両サイドは少しは使えるようになっていたように思います。
サイドチェンジはなかったですね(^^;)
(できるようなピッチコンディションではなかったとも思いますが…)
集中力は高かったと思いますが、78分の失点シーンだけは、石川→宮沢→根本の3人をことごとく捕らえられず。
ちょっと残念でしたが、山形の徹底した裏狙いが上手く行ったとも思える場面でした。
その後船越を入れてパワープレー。
のはずが。
後ろで淡々とパスを回す姿が目立ちました。
正直ストレスの溜まる展開でした。
船越入れたんだからもっとシンプルに縦に入れないと。
ロスタイムに入ってもタラタラと後ろで回してたのは、何かもうね、お前ら負けたいのかと、そんな感じでした
しかしそんな敗色濃厚な試合を、フッキ一人の力でひっくり返してしまいます。
ロスタイムも3分が過ぎたラストプレー、サイドライン際でボールを受けたフッキが、何とかシュートを打とうと左へ左へ。
山形DFも左足で打ってくるのは充分承知しながらの守備でしたが、いかんせんフッキがどこからでも打とうとするモーションを見せるため、シュートコースは消せるものの横への進出は防げず。
そうこうしている内に、多分フッキ的にはコースが見えたのでしょう、左足でミドルシュート!
キレイな弧を描いて、ゴールに吸い込まれます。
そしてその直後に試合終了。
まさに劇的な同点ゴールとなりました。
その瞬間のゴール裏はもうお祭り騒ぎでしたね~
両サイドの体格いい人にもみくちゃにされて、結構痛かったのですが、それも嬉しい痛みでした。
あの一瞬だけでも、雨の中行った甲斐があったというものです。
ホント、西が丘には何かがいますね。おわします。
去年も昨日も書きましたけれど、ホント最高のスタジアムです。
結果は引き分けでしたけれど、選手たちは気分良く札幌に向かえると思います。
いい流れに乗って、札幌にリベンジと行きたいものですね!