缶詰にしん 」様にて、サイドの選手についての話がされておりました。
というか個人的にはスローインの部分に食指が動いたわけですが^^
面白かったので、私も少し書いてみたいと思います。


サイドの「下っ端」意識


「だから日本にサイドのスーパースターが生まれないんだ」という(にしんさんではない)誰かさんの結論は放っておいて、けれどもスローインに関しての考察は良く出来ているのではないかな、と思いました。
特に、


>・スローインもセットプレーであるという意識があれば
> フォローが遅れるとか、投げるところがないとか
> あんなに行き当たりばったりにはできない。


>・たとえば必ずサイドにボールが出ている分、むしろ流れの時よりも
> サイドでのトライアングルは形成しやすいから、突破もしやすい。
> (スローの後は数瞬、フリーなのだから。)


>・だから研究次第ではショートコーナーに近い効果も期待できるはずだ。


の辺りは、常日頃自分が思っていたことでもあります。
例えばヴェルディであるならば、泰成の存在です。
彼は、サイドの選手であり、そしてロングスローの持ち主でもあります。
そんな彼が相手陣内深くでボールを入れる場合、チームが”スローインもセットプレーであるという意識”の下プレーしていれば、


1.ロングスロー(≒コーナーキック)
2.誰かとのワンツーからクロス(≒ショートコーナー)
3.投げる瞬間泰成がフリーであることを活かしたサイド突破
4.オフサイドがないことを利用し、サイド奥に入れ、マイナスのクロスorコーナーキックを狙う


パッと思いつくだけでも4つの攻撃法を駆使することができるハズです。

しかし現状はどうでしょうか。
思い返してみても、
ロングスローを入れてみるものの中が感じてなくて競り合うことすらできず、とか。
サイド奥に投げ込んでみるもののフォローがなく手詰まり、とか。
そういう、ゴール裏から見ていても「あぁ、練習してないな、ありゃ」と丸分かりな、行き当たりばったりな場面しか思いつきません。
ワクワクしたことはほとんどないですね・・・
実績的にも、去年スローインが得点につながったの1回だけだったような(汗)


それはつまりスローインを軽視しているということだと思います。
そもそも、普段ボールを保持することにあれほど固執する割に(それこそ勝ち負けより”自分達のサッカー”にこだわった時期すらあったにもかかわらず)、スローインをマイボールにすることには、いわんやチャンスに繋げることには、ひどく無頓着なように感じます。
誰も寄ってこず、投げる先がなくて最終ラインに戻し、GKに戻し、結局ロングキックを試みるも相手ボールに、なんて論外です。

もっとスローインを大事にしてもいいと思います。


私はサイドの選手、特にSBの選手の馬車馬的ハードワークがすごく好きで、だからサイドの選手に陽の目を見て欲しくて、スローインにも目が行きがちなのかもしれません。
けれども、先にも書きましたが、スローインだって立派なリスタートの一つ。
PKやFK/CKと同類だと思えば、それほど無下にできる行動でもないはずです。
さらに言えば、今年は船越という存在があるだけに、よりクロスの重要度が増していると思います。
そう考えれば、スローインで瞬間泰成なり海本なりがフリーになるのは、大きなアドバンテージだと思うのですが・・・
「セットプレーが武器」というチームはちょくちょく見かけますが、さらに特化して「スローインが武器」というチームがあるのもアリかなぁ、なんて思いますけどね^^
そしてそれがヴェルディだったら、さらに面白いのですけども。


さて、今年はどんな感じになるのでしょうか?
あんまり期待せずに、でもちょっとだけワクワクしながら、待ちたいと思います得意げ