ゼィビイに吉報が届けられた。

古代の肉親獣の化石がこの星の裏側でおよそ3百年振りに発掘されたのだ・・

今度こそ、その恐竜の化石の傍に英知のカケラが見つかるのではないかと・・

人々は歓喜の声を上げた。



この情報はサンドタウンの人々を落胆させるのには充分だった・・

熱が下がらないままキリーは眠り続けていたが、衛兵に抱えられる様に人々の前に現れた。


「皆さん・・

  残念な事に100の塊は倒されてしまい

  ました・・

  それでもゼィビイとサンドタウンのパワ

  ーバランスは何も変わっていない。

  我々は攻めて・・

  失敗しても一歩も後退りはしません。

 
   今回英知のカケラが仮に発見されたと

  しても・・

  その使い方を知る者はまだいない・・

  
  そして・・

  こちらが新たな手を打つ準備はすでに

  出来ています。

  
  英知のカケラを彼らに見つけさせ・・

  英知のカケラを奪い・・

  
  彼らを本当の絶望の闇に招き・・

  
  もうこの星を傷つける事のない様に・・

  考えを新ためさせ様ではありません

  か!!」


サンドタウンの人々はキリーをもう一度信じようと声を上げた。


ゼィビイの首脳部でも・・

ロットを中心にキリーを捕獲するべく

作戦は練られた。


一日も早くこの星が本来の青い色を取り

戻す為に・・