光に集う者達・・

ゼィビイの中心部には7色の水蒸気をあげる人口の湖があり街全体に潤いを与えていた・・

その湖には真っ白な城が浮かんでる。

その城の名はソラム・・

ソラムはゼィビイの象徴であった。

その夜も地球を救おうとする者達がソラムの中庭に集い集会は真夜中まで熱を帯びたものだった・・

ゼィビイのリーダーはセロとイーサの血を引く ロット ・・

ロットはまだ13歳の若さであったが天使族と話しのできる唯一の人間であった。

また天使族が守るソラムの地下にある古の記憶の泉に浸かり誰よりもこの宇宙の事を理解していた。

ロットは集まった者達の心にテレパシーを使い直接語りかけた ・・

「この星が・・

  青い光を取り戻し

  緑が青々と茂る未来まで・・

  私達は決して諦めてはいけない。

  英知のカケラをみつけ

  星々の詩を聴いて・・

  その救いの旋律の中に隠された

  癒しのエネルギーを解放させるその日ま

  で・・」

人々はその言葉を聴いていっせいに空を見上げた。

空には7人の天使が翼を広げて浮かんでいた・・

ロットは続けた。

「サンドタウンのリーダーであるキリー

  は・・

  私達の望みの光を喰らう100の塊を放

  った・・

  戦いは避けたかったが・・

  100の塊をそのままにしておけば世界

  から望みの光は消え・・

  この星は終焉を早めてしまうだろう。」

天使達は竜の背中に乗り広場に降りてきた。

「天使族と竜の一族が我らの盾となり

  いつしかサンドタウンの人々にも

  光が届くように・・

  共に戦ってくれる。

  サンドタウンの人々を傷つけてはならな

  い・・

  100の塊を退ける為にみな立ち上がろ

  う・・」

ソラムの中庭に集う人々はこの星の未来を信じて戦いを始めるのであった。