幼稚園の年長さんの時にラブラブだったマセオとYちゃんは、市内の別々の小学校に進学したため、卒園後は会えずじまいでした。



ところが、幼稚園から同窓会の案内が届き、土曜日の午前中に今年の卒園生のために園庭を開放するイベントが行われることを知りました。



マセオに同窓会の案内を伝えると、

「Yちゃんも来るかな?おねがい

と言うので、

「それは分からないけど、行けば会えるかもね」

と返すと、

「行く!ニコニコ

と即答でした。



もしもYちゃん来なかったら、マセオはがっかりするだろうな😞

と思いながら、同窓会に向かいました。



園庭に入ると、受付で年長さんの時の担任の先生が、

「マセオくん、来てくれたんだ〜!嬉しい😊」

と笑顔で迎えてくれました。

Yちゃんは来ていないようでした。



マセオは仲良しのお友達が少ないので、しばらく私と遊具やお山登りをして遊んでいました。



受付時間が過ぎて、

「もうYちゃんは来ないだろうな〜」

と諦めかけたその時、

Yちゃんらしき女の子と、お母さんが園庭の真ん中を歩いていました。



マセオに、

「あれ、Yちゃんじゃないの?話しかけておいでよ」

と言うと、

「違うよ。Yちゃんじゃないよえー

と返してきました。

「でもYちゃんに似てない?お父さんはYちゃんだと思うけど。お母さんもYちゃんのお母さんにそっくりだよ」

と言うと、

「違うよ、Yちゃんはあんなに髪の毛長くないよプンプン

(いや、髪の毛は伸ばしてるだけじゃないの…)

と思いましたが、Yちゃんらしき女の子もマセオに近づいてこないので、本当にYちゃんじゃないか、もしもYちゃんだとしても、もうマセオに興味が無くなったのかなと思い、しばらくマセオと2人で遊んでました。



Yちゃんに会うために同窓会に来たようなものなのに、マセオもがっかりしてるだろうな〜と思いながら、さっきのYちゃんらしき女の子を見ていると、ずっとお母さんと2人で遊んでばかりで、お友達と遊ぼうとしていません。



それなら、マセオをけしかけて女の子と2人で遊ばせようと思い、

「あの子のところに行って遊んでおいで」

とマセオに伝えると、渋々女の子が遊んでいる遊具に向かいました。



少し離れたところから見ていると、

何か少し話し始めたように見えましたが、相変わらず同じ遊具で別々に遊んでいるようでした。



しばらくすると、マセオが笑顔でこちらを見るので、近づいてマセオに

「もしかしてYちゃん?」

と尋ねると、

「うん爆笑Yちゃんだった照れ

と嬉しさで満円の笑みでした。



すると、マセオとYちゃんは2人で手をつないでダーッと別の遊具へ駆け出し、2人きりで遊んでました。



Yちゃんのお母さんに、

「マセオは小学生になってもYちゃんのことを思い出して話しをします」

と伝えると、

「Yもマセオくんに会いたくて同窓会に来たのに、ツンデレでマセオくんから話しかけてくれるのを待ってたの」

と言われ、

子どもながらに久しぶりの再会で照れ臭いのと、覚えていてくれるのか不安な気持ちで、距離をとっていたんだなと、納得しました。



そこからはもう2人だけの世界で、遊具で遊んだり、お砂場で遊んだり、2人乗りの三輪車に乗って、マセオが一生懸命漕いだり、半年振りの再会を謳歌していました。



2人とも他の誰とも遊ばない、他のお友達も2人のことを誰も邪魔しない、正に2人だけの世界に浸っていました。



お別れの時間になって、クラス別に集合写真を撮った後、マセオとYちゃんのツーショットを撮りました。



Yちゃんとの別れ際に、2人で

「また遊ぼうね」

とタッチしているのを見て、

次に会えるのはいつか分からないけど、お出かけする機会を増やして、偶然にでも会えることができればいいなと思いました。



マセオとYちゃんにとって、幸せで素敵な一日だったと思います。