息子が空手専攻で高校入学し、何回か試合を観て感じたことです。
試合時間は2分間
たった2分間で勝敗が決まり、個人の実績ができていきます。
息子が入学した高校の空手部は県でも、強豪校と言われています。
入学して半年、小１～始めた習い事の空手。
福山に引っ越してからも週１回。
中学生では月に１～2回ほどの稽古。
そんなゆる～い空手でいきなり強豪校の練習についていけるわけもなく、日々練習についていくのに精一杯。
当たり前に勉強もしなければいけないですし、親子共に4月からいっぱいいっぱいな感じで日々過ごしています。
少しずつ部内の練習や、練習試合でも少しは褒められることも増え少しずつ自信もついてきた中の
県の新人戦。
絶対に負けるはずがない。と思っていた1試合目。
ポイントは息子の有利な状態。
残り16ほど・・・
あと少し・・・勝てば地区大会に出られる。
しかしながら、この僅か１６秒であり得ない負け方をしてしまいました。
ひどく落胆している息子を遠目に見ていました。
私も切なくて切なくて、苦しくて涙が出てきそうになりましたが・・・
息子は「たった16秒の判断ミス・焦りからの精神力・集中力が欠けていた」
「1秒で実績が決まる。でもそれは勝負の世界だから当たり前」と言っていました。
勝負の世界。たった1回の勝負。
2分間が16秒が何十分にも感じました。
強い選手の試合を観ていると残り1秒で逆転するともあります。
たった1秒・2秒だけど、試合中は「まだチャンスがある」なんです。
私たちの日常で「まだ1秒のような僅かなことにチャンスがある」なんて考えないと思う。
「1秒・2秒は諦めの時間」になることも
「1秒を諦めない精神力・判断力・集中力」
ただただすごいなぁ・・・と思いました。
この【諦めない1秒】空手だけではなくスポーツの世界には共通するのでしょうね。
これが将来の「僅かな可能性を諦めない」や「強度の強い精神力や、集中力」繋がっていくのかな。
息子から学んだこと。そして、ギリギリまでチャンスを与えてくれる監督にも感謝した新人戦でした。
