我が家には2歳の子どもがいます。
だんだんと大人の言葉の理解がでるようになってきました。
でもまだまだ言葉や行動の意味を理解できるとまではいきません。
なので躾もこれからといった感じです。
先日、夫と娘のことについてやり取りをいたしました。
その日の夕飯はホットプレートでビビンバだったのですが、
大人と同じようにしたい頃なので、娘の前でホットプレートからお皿に取り分けました。
そこは嬉しそうに「おいしいね」とニコニコしながら食べていたのですが、
夫と息子には生たまごを別皿に用意していたのです。
娘が見つけると欲しがるので一応少し深めの器に中身が見えないように入れ、お好みで使ってね。って感じで。
しかしながら、娘に見つかり「ほのちゃんもいる!!」と言い出してしまい・・・
何だか気に入らなかった娘の不満はご飯が入っているお皿をひっくり返そうとする行動に。
隣に座っていた夫が「コラ!!」と止め何とかこぼれずに済みました。
そして夫は「食べ物を粗末にする子は何も食べなくていい!!」と言い娘のご飯を下げました。
当然娘は「ごはんたべる~~」と大泣きしはじめました。
どちらかが叱っている時は基本的に口を挟まないことにしているので
しばらく夫と娘の様子を見ていました。
お腹いっぱいでひっくり返そうとしたわけではない娘、当然まだ食べたい。
しかしながら、「そんなことをしたのだから空腹でいろ!」という夫。
しばらくして娘は私のところに助けを求めにきました。
私は娘と向かい合いように膝に抱っこし
「パパがお仕事頑張ってくれたからご飯が食べられるんだよ、ご飯ひっくり返してよかったの?」
と聞くと「ダメ・・・」と答え「パパごめんなさい」と謝った娘。
そして、「ママご飯食べていい?」と聞くので「じゃあ座って食べようね」と
さっき夫が下げた娘のご飯を、と思ったら
夫は下げたご飯を捨てていた・・・・
「え?何で捨てたの?まだ食べられるのに」と言う私に
夫:「食べ物を粗末にしたんだから食べなくていいって言ったじゃん、だから捨てた」
私:「食べ物を粗末にしてはいけないのに何で捨てるの?」
夫:「・・・・」
私:「確かに食べ物を粗末にしてはいけないとう躾は当然だと思う。だけどそこに自分の怒るという感情が入ってないですか?
ひっくり返そうとしたから腹が立った。とういう感情の勢いで捨ててしまったのでは?」
夫:「じゃあ俺はどうすればいいの!!」
私:「この子は2歳です。今から食べ物の大事さを覚えていきます。私たちの言葉もまだ理解しきれません。
身をもって痛感させるのは私はしたくないかな。。」
そんなやりとりがあり、夫はお風呂へ。
出てくると「確かに躾や叱るとは違う感情が入っていた」とのこと。
私も子供の頃、親の叱る⇒怒りをよく感じていました。
理不尽に怒られることもあるし、だからって子どもは親の笑顔が見たくて意味も分からず「ごめんなさい」と謝ってしまうもの。
私も時に自分勝手な都合や理由で必要以上に怒ってしまう時があります。
でもこれじゃいかん・・・と思い怒りの感情の分析をするようにしています。
いらっとしたら(子どもだけではなく)まず、その場を離れる
何で今自分は腹を立てているのか
自分の都合と子どもの行動を混同していないか
子どもの年齢に応じた躾・叱り方なのか
子どもの表情の観察
「この子はどうしてこんな行動・発言をしたのか?」
こんなことを分析するようにしています。
そして、人って怒りが入るとなかなか引きずってしまいます。
子どもって叱られ「ごめんなさい」と言えた後はかなりケロッとしています。
その「ケロッと」している様子に大人はつい「本当に反省してんのかな?」って思ってしまいます。
確かに子どものケロッと感って切り替えが早くてびっくりですが、
だからと言っていつまでもシュンってなっていたら「いつまでふてくされてんの?!」って逆に怒られたり・・・
子どもも大変ですよね
おそらく夫婦喧嘩なども自分の怒りが収まらない内に謝ったからと言って「ケロッと」されると余計腹が立ったりします。
私はそうでした
でもこうなると相手がどうってより「自分の怒りのコントロール」ができていないだけなので自分の問題です。
なので、躾と言っても親のその時々の感情が入り乱れて本来叱るべきことの倍くらいを怒りに変えて
接してしまうこともあるんですよね
時間がない時に限って・・・
調子が悪い時に限って・・・
掃除したばかりなのに・・・
自分の思いとは正反対の行動・・・
普段やらないようなことを外に出た時に限って・・・
これらは幼児~小学生あるあるでよく聞きます。
でもこれらは子どもには関係ないことの方が多かったり
自分の怒りの分析ができると意外と面白いです。
疲れないです
無駄に腹を立てなくても済むし、子どもの強みを探しやすいです
10月に大人の女子校の起業勉強会で「アンガーマネジメント」のお話をさせていただくのですが
まだまだ、私も怒りと向き合っている最中です