ほとけの種類(尊格)を分ける場合、伝統的な方法として「如来、菩薩、明王、天部」という分類があります。
そのなかでも、明王は、悪しきものを打ち破るパワーをもつ仏の象徴ともされています。
明王は、不動明王、軍茶利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、降三世明王の五尊で五大明王と呼ばれています。
特に、不動明王は明王の中でも一般になじみの深い明王様です。
明王の特徴は、顔は憤怒の怒りの表情で、多面多臂の顔や手足が多い様相をしています。
憤怒の形相は、従わない者を慈悲の立場からあえて調伏的に説き伏せる教令輪身の働きをするからといわれており、多面多臂の姿は、相手を打ち負かす力やものを生み出す力が有効に表現されることに重点がおかれたといわれています。
人は誰でも生きていくうえで、心が折れそうになったり、くじけそうになったりします。
そんな時は、不動明王のお姿を拝見し、叡智と勇気を授かると良いでしょう。


