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RYUのお話

自作の小説や詩、童話を楽しんで頂き
アレコレお喋りや合同作品、リレー作品、以来作品などたくさんの方々とお話をしたり作って生きたいです

大分県別府市浜脇3009小鹿荘家賃月一万円、光熱費無料食事つ き

ここは人里はなれた山の中、ぽつんとそこだけある日の地震で突然 温泉が湧き出た。温度が低く薪で沸かしたこの温泉、マグネシウム 質の弱アルカリ性効能は特に無い 。地主のじいさんがそこらの岩を 集めて、岩盤効果赤外線で芯まで温まるとうたってつくった温泉 。 じいさんが死んで旅館を売ろうと言う子供たちに逆らい、変わりも んのばあさんは旅館を手放さなかった

ばあさんは頑張ったがお客はさっぱりだった、山の中にぽつんとあ る旅館には車ではいけない バス停まで小一時間、バスで町までさら に一時間

ばあさんは月の半分を一人で過ごした 朝、火をたいて畑で作った野 菜を味噌にして野良仕事 山にこ一時間かけて薪や山菜を採り、月に 一度町に下って肉と米を買う 。 電気もガスも水道も何にも無かったが、何の不自由も感じず暮らし ていた 。変わりもんのばあさんの何にも無い旅館 。 ばあさんは広い旅館で毎日きれいにしお客を待つ

ある正月ばあさんは町にいる孫の家でもちを咽に詰まらせぽっくり 死んだ

ばあさんの葬式を済ませ子供たちは遺品整理でばあさんの旅館に一 晩と待った なんにも無い旅館で子供たちは火をたき味噌汁とご飯を食べ風呂に 入り 綺麗な部屋でねた

朝鶏の鳴き声で目覚め、火をつけ男達は薪を探しに山へ、女衆は野 菜を採りに畑へ ご飯と味噌汁と生卵 朝ごはんを食べ子供たちは部屋を掃除すると遺品を持ち帰りバスに 乗った 「飯美味かったな」 子供の一人がつぶやいた 「ああうまかった、ばあさんが手放さなかったわけだな 」もう一人 の子供の言葉にみな頷いた 「でもあれじゃだめだ」 「 ああ、あのままじゃな」

小鹿荘家賃月一万円、光熱費無料食事つき

子供は米を作りブタを飼った、娘は火をたき部屋を綺麗にした 孫たちは薪や水を組み、小さな孫たちは町の学校に通い、かえり買 い物をする

変わり者のばあさんの子供たちは仕事を辞め町を離れ、自ら変わり 者になった しばらくして誰が言うでもなく、その宿は人々から迷惑 荘と呼ばれた 何が迷惑かって それは・・・

さぁなんでかな