戦後神社解体の危機を救った影の立役者 | 龍宮

 

 

 

 

本日は終戦記念日です。

 

 

 

 

 

 

昭和20年8月15日、

 

連合軍のポツダム宣言を受諾して

 

終戦を迎えました。

 

 

 

 

 

終戦を迎えた日本は

 

実質敗戦国として

 

占領下におかれ

 

 

 

進駐してきた連合国軍総司令部・GHQは

 

日本の非軍事化、民主化を進めるべく

 

早々に日本改造に着手しましたが、、、、

 

 

 

 

その一貫として

 

昭和20年12月15日に

 

【神道指令】が発令されました。

 

 

 

 

  敗戦後、日本の神社は存続の危機に直面。
明治神宮は焼き払われる計画も

 

 

当時の連合国総司令部・GHQのマッカーサー元帥は

 

この【神道指令】について

 

「きわめて重大」な問題であると

 

語ったといいます。

 

 

 

 

 

なぜこの指令を占領政策の最も

 

重要なものの一つであると

 

考えたのでしょうか。

 

 

 

 

こうした背景には日本の戦時中の

 

戦場において驚嘆せざるを得なかった

 

 

 

日本の兵隊の向こう見ずにも似た

 

捨て身の〈強さ〉の背景には

 

 

 

ここに[国家神道]というものがあってこそ

 

こうした狂信的な戦闘にかりたてる日本人の精神性の

 

支柱となっているものに

 

相違ないという判断が下されていたそうなのです。

 

 

 

 

 

こうした中で

 

靖国神社をはじめ、

 

明治神宮、伊勢神宮、ガーン

 

熱田神社の焼き払いの計画

 

さえもあったそうですが

 

 

 

 

 

駐日ローマ法王庁・バチカン公使

 

代理神父の意見により

 

幸いにもこの焼き払いは

 

計画は中止となりましたが

 

 

 

 

その後に【神道指令】発令が発令されました。

 

 

 

 

この【神道指令】の目的とするものは

 

いわゆる “政教分離” であって

 

国家と日本古来の宗教である神道の

 

厳格な分離を定めるというものですが

 

 

 

 

 

***********

 

・国及び地方公共団体による神道・神社への

 保証、支援、保全、監督、弘布の禁止

 

・神社への公的な財政的支援の禁止

 

・神道の教義や軍国主義的的、

 国家主義的イデオロギーの宣布の禁止

 

***********

 

 

 

 

などなどが行われましたが

 

 

これに限らず

 

 

 

神道、皇室の伝統、そして関連した教育を

 

検閲し、禁止も行いました。

 

 

 

GHQは教科書を検閲し、

 

軍国主義を助長させる文章を

 

削除をはじめとして

 

神道用語等を削除が行われたそうですが

 

 

同時に

 

天照大神、神武天皇などの

 

日本の建国神話を教える教科書は

 

 

いわゆる『墨塗り』という形で

 

子供達に削除となる文章を子供達に墨で消させ、

 

また時に焼き払われ

 

こうした日本史の削除が行われた様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうした【神道指令】を発令した約2週間後の

 

1946年(昭和21年)1月1日元旦。

 

 

昭和天皇による

 

『新日本建設に関する詔書』が発布せられました。

 

 

 

これによって、昭和天皇は、

 

『天皇を現御神(アキツミカミ)とするのは

 

架空の観念である』と述べ、

 

俗称としてこの[人間宣言]と言われるに至りますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

これら一連の政策をもって

 

日本の天皇が皇室の祖とされる

 

皇祖神(一般的には天照大神)とする

 

神国であるという事、

 

 

 

 

日本の皇族の歴史は2000年以上続く

 

世界最古の歴史を持つものであるという

 

 

 

 

自国の成り立ちとしての精神的な根幹が

 

解体されるに至ったとも

 

見るべきでしょう。

 

 

 

 

 

 

今でも日本の義務教育でも歴史教育の中には

 

日本の記紀の内容は省かれてますが

 

 

 

こうした自国の成り立ちとしての教育が

 

なされないのは今日の世界の中でも

 

日本の独特の状況となってしまっているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、こうした一連の動向の中で

 

【神道指令】における

 

神社の扱いは不透明ながらも

 

 

 

この指令は

 

「神社もつぶすつもりだ」

 

と覚悟した関係者も多かったそうです。

 

 

 

 

 

こうした神社の存続を巡って

 

危機的な状況を回避すべく

 

いくつかの神社において

 

密かに奔走していた歴史があった様なのです。

 

 

 

 

 

この神奈川県大山阿夫利神社でもそんな

 

知られざる歴史の一コマがあった模様です。

 

今回はこちらをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

  神社解体の危機を救った
影の立役者・大山阿夫利神社でのエピソード

 

 

 

 

【神道指令】が発令された

 

昭和20年12月から約3ヶ月後の

 

2月17日。

 

 

 

神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社では

 

戦後初めての祈年祭が執り行われました。

 

 

 

この『祈年祭』とは

 

春の農耕の始まりを前に豊作を祈願する

 

神社において最も根源的な儀式の一つです。

 

 

 

ここに他でもない

 

【神道指令】を起草した人物である

 

GHQ民間情報教育局、

 

宗教文化資源課長ウィリアム・バンス少佐ほか、

 

 

GHQ顧問として日本側との

 

窓口役をつとめていた

 

東京大学教授宗教学者である

 

岸本英夫ら4名が招かれたそうです。

 

 

 

 

当時はケーブルカーも

 

一旦撤去させられていた中で

 

山かごを用いて体格の異なる米国人を乗せ

 

男2人で担いだそうですが

 

これがなかなか大変だったそうです。

 

(あの山は何ゲに勾配があるので

かなりキツイと思います)

 

 

 

 

 

下社に着いた一行には

 

すかさずお茶とお菓子が出され、

 

 

 

その後本殿では巫女舞が披露され、

 

(大山では小学生が舞うそうで、

当時の視察を企画した

内務省神社局小倉は〈童女〉と記しているとか)

 

 

昼食は刺し身などの和食でお神酒もつき

 

神社の由来の説明などがあり、

 

 

 

複数の記念品と共に

 

また登山用の白衣などが渡されたそうです。

 

 

 

 

 

今回のこれらの発案者は

 

東京帝大の神道講座主任教授。

 

 

 

GHQの岸本らと念入りに

 

打ち合わせを重ね、

 

一方の内務省神社局・小倉は

 

繰り返し大山を訪ね、準備を進めていたそうです。

 

 

 

 

当時のこうした記述を振り返り

 

元国学院大教授、神道学者の三橋さんは、当時の記録を読み解き

 

なぜこの大山が選ばれたのかを以下に語っています。

 

 

 

「東京から日帰りできる中で、

 

国家神道のイメージから最も遠い神社を考えれば

 

大山が浮かぶのは自然なこと。」

 

 

 

「明治の神仏分離以前は修験道の色彩が濃く、

 

山登りは行楽で、巫女舞は民衆芸能に見える。

 

とても戦争の原因とは思えない」

 

 

 

「神社を存続させるために、

 

民衆の信仰であることを見せようとした」

 

 

と語っています。

 

 

 

 

 

こうした視察に赴いた

 

当時の大山阿夫利神社の芳名帳には

 

GHQのバンス少佐のサインが残されており

 

 very pleasant visit  =「とても楽しい訪問」

 

との記述が残されています。

 

 

 

 

 

結果的にこうした努力は

 

当時の日本の神社解体の危機的な状況を

 

回避するにめでたく成功した訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

  GHQ・大山阿夫利神社視察で
披露された巫女舞は
日本に三箇所しか現存しない
奈良春日大社、富田家伝承の舞?

 

 

権田直助

 

 

さて、こうした大山阿夫利神社を理解する上で

 

非常に重要な人物がいます。

 

 

 

 

その人物は幕末から明治前期にかけ

 

尊王攘夷運動から倒幕運動に命をかけ

 

国学者・神道家・医者・歌人・書家という

 

非常に多彩な権田直助(ごんだなおすけ)

 

という人物がおられました。

 

 

 

 

 

権田直助は国学は

 

平田篤胤に学んだそうです。

 

(日本古来の古医道を究明する為に

古典研究の重要性から篤胤に入門したそうです。

また彼は『国文句読考』なる日本初

の句読点に関する学術書を出しています。)

 

 

 

 

晩年は神社再興の先駆者として

 

明治以降の大山阿夫利神社の初代宮司

 

及び三嶋大社の宮司に任ぜられたそうです。

 

 

 

 

明治6年(1873)に65歳の折に

 

こちらの権田直助氏は

 

阿夫利神社祠官に招かれますが

 

 

 

 

 

この年、

 

権田宮司によって

奈良の春日大社に伝わる

 

倭舞(やまとまい)と巫子舞を

富田光美から伝習されたそうです。

 

 

 

 

 

 

『富田光美は明治維新の転換期、

 

神社国家神道化の下、神社の奉納される

 

神楽は富田家が相伝してきた倭舞・巫女舞が

 

古儀に倣う最も相応しいものとして、

 

白川家関東執役 古川躬行や

 

明治政府の後ろ盾で

 

全国著名神社に伝習した。』

 

富田光美が相模大山に伝えた倭舞・巫女舞

飯田隆夫

 

 

 

とありますが

 

残念ながらも現在は

 

この富田家の家系は途絶えているそうで

 

 

 

この舞が二つとも残っているのは

 

山形県・出羽三山、

香川県・金毘羅宮、

 

そしてこちら

神奈川県・大山阿夫利神社の

三つだけになるとそうですが

 

 

 

現在県指定重要文化財とされている

 

こちらの倭舞は11曲、

 

巫子舞では9曲が継承されており

 

 

 

現在もこれだけ多くの神楽舞が残っているところは

 

ここ大山阿夫利神社のみといわれています。

 

 

 

 

 

外でもないこの【神道指令】が発令され

 

神社存続が危ぶまれたその時代、

 

GHQの視察団に披露された巫女舞とは

 

この舞であるという事になります。

 

 

 

結果的に神道指令では

 

一つの神社も閉鎖させなかった

 

と当時のGHQ顧問だった

 

宗教学者・岸本は指摘しつつ

 

 

 

 

 

実はそうした背景には

 

「(日本人が)自分たち自身の手で、

その運命の開拓をしてゆくことになった」

 

と記しているそうです。

 

 

 

 

 

そうした背景としての

 

自らの行動をもってこうした

 

神社の危機的な状況は回避されたという事なのです。

 

 

(もし仮に明治神宮が焼き払われていたら

 

あの一体は大変な事になります)

 

 

 

 

 

 

  第31代米大統領の
戦争加害国日本を覆す
驚愕の告発

 

 

こうした私たち日本人の根幹をなす精神は

 

今必ずしも安泰とは言えないと思います。

 

 

 

 

そもそもこの第二次世界大戦で敗戦した

 

日本は戦争を起こし

 

帝国主義、侵略・植民主義、軍国主義の悪い国であった

 

 

 

 

真珠湾攻撃を行なった卑劣な国として

 

原爆を落とすに相応しい国である

 

という歴史観が一般的である訳ですが

 

(この辺り正直自分も

曖昧な感覚でしかなかったです)

 

 

GHQの部局、CIE(民間情報教育局)が

 

日本国民に対して行った

 

「ウォー・ギルト・

インフォメーション・プログラム

(WGIP)」

 

によって

 

もたらされた歴史観といって良いでしょう。

 

 

 

そもそもこの『WGIP』なるプログラムが

 

存在が未特定であった中、、、、

 

 

 

アメリカの内部文書として

 

実際に存在が確認されるに至ったそうで

 

 

 

 

それは

 

『戦争についての罪悪感を

 

日本人に植えつけるための宣伝計画』として

 

 

GHQによる日本人に対する

 

宣伝工作、プロパガンダであって

 

これは日本人への

 

マインドコントロールであるとさえ語られています。

 

 

 

 

 

 

 

こうした歴史観を覆す発言が

 

過去、米第31代フーバー大統領に

 

よってなされていた事をご存知でしょうか。

 

 

 

「この戦争を起こしたのは日本ではなく

 

当時の大統領ルーズベルト本人」

 

 

 

自著『裏切られた自由(FREEDOM BETRAYD)』において

 

告発していたそうなのです。

 

 

 

この本は当時のアメリカ国内での

 

世論に真っ向から反発する告発であって、

 

これを恐れた遺族によって

 

この書籍は50年近く隠され続けていたそうですが

 

 

 

このフーバーは終戦間もない

 

日本に訪れていたそうで

 

 

 

その際にGHQマッカーサーと密かに対面し

 

こうした戦争の背後の真実、

 

時の大統領の謀略について語ったそうですが

 

これになんとマッカーサー自身も同意したとの

 

エピソードがあるそうです。

 

 

 

 

 

 

しかしながらGHQが去った今も

 

日本の政治、教育、マスコミ等々を通じ

 

このプログラムは続行されています。

 

 

 

本年3月16日に米連邦議会の

 

ウクライナ・ゼレンスキー大統領でのオンライン演説で

 

 

ロシアによるウクライナ侵略を

 

日本の『真珠湾攻撃』に例えがあった様に、

 

 

 

「日本は侵略国家」というGHQの心理プログラムは

 

未だ効力を持ち続けている一端を

 

垣間見れるという事になります。

 

 

 

先の民間情報教育局設立目的に記されていた

 

『将来の日本の苦難と窮乏に対する』の言葉通りに。。。。

 

 

 

 

 

 

 

今回、終戦間もない大山阿夫利神社での

 

GHQを招いてのエピソードをご紹介致しましたが

 

 

このエピソードからは

 

 

古来から伝承されてきた芸能の息吹が

日本の精神基盤の解体という危機的状況を回避する、

隠された立役者であった事に

 

ここに改めて

芸能の持つ意義さえも

感じさせられもします。

 

 

 

 

 

そしてGHQ顧問だった

宗教学者・岸本氏の語った

 

 

「(日本人が)自分たち自身の手で、

 

その運命の開拓をしてゆくことになったのである」

 

 

 

というこの言葉は今もその意味を

問い続けていると考えます。

 

 

 

 

 

 

 

単純に僕は神社が大好きで

 

日本の神様が大好きなのですが

 

 

 

今回のこの神社企画もそうした

 

自分の一旦ではあるのですが

 

 

 

でもそんな神社に触れるという事は

 

この失われつつある私たちのルーツを

大切にして取り戻す必要があるんだ!と

 

今は強く感じています。

 

 

 

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