国内の男性化粧品市場は2024年に497億円へ拡大し、男性自身の美容意識が高まっています。とはいえ「女性からどう見られるのか」「何を揃えれば良いのか」が不安で一歩踏み出せない方も多いでしょう。今回は、①女性の本音、②初心者に必要な道具、③10分でできる基本手順、④失敗しないポイントを解説します。

 

 

 

 

 

 

1.メンズメイクは女性にウケる?データで見るリアル

「やり過ぎて引かれないか」が最大の心配事。最新調査を読むと、ナチュラルに整えた肌や清潔感ある眉への評価は高く、ポイントは「ほどよさ」にあります。

(1)ナチュラル系は好印象

2024年の調査では「男性のスキンケアや薄いメイクに抵抗がない」と答えた割合が全体で6割、20代女性では8割を超えています。別の調査でも「男性×美容」を肯定的に捉える層が約6割に達しました。

(2)濃すぎは逆効果?

ただし、「フルメイク並みに濃い男性メイク」は年代が上がるほど抵抗感が増し、60代女性では7割以上がネガティブ回答でした。自然なトーンアップや毛穴カバー程度に留めると好印象につながります。 

(3)メイクで魅力は上がる

ある研究では、20名の男性を「ノーメイク」と「プロが施した薄メイク」で撮影し、200名に評価させたところメイク有りの方が有意に高い魅力度を示しました。つまり、男女評価者双方で、効果が確認されています。

(4)清潔感がカギ

女性が男性メイクに求めるのは「肌荒れやクマをカバーして健康的に見せること」。スキンケアとベースメイクに注力し、色を盛り過ぎないことが女ウケ最適解です。ある調査でも「清潔感が上がるなら歓迎」という自由回答が多数を占めました。

 

 

 

 

 

2.メンズメイクを始める前に揃えたい基本の道具5選

 きなり多数のコスメを買う必要はありません。肌色補正・眉・唇・仕上げの4領域をカバーする5アイテムだけで十分スタートできます。

(1)BBクリームまたはトーンアップ下地

1本で保湿・日焼け止め・色補正ができるBBクリームは時短の味方。ソフトマット仕上げを選ぶとテカりを防ぎ、男性の皮脂量の多さにも対応できます。色は首と同じか半トーン明るめが自然です。

(2)コンシーラー

青ひげ・ニキビ跡・クマをピンポイントで隠すアイテム。スティック型はカバー力が高く初心者でも狙った場所に置きやすいのが利点。指先で境界をぼかせば“塗った感”はほぼゼロになります。

(3)アイブロウペンシル

眉は顔の印象を7割決めると言われます。元の毛流れに沿い、足りない部分を“描く”のではなく“植え足す”イメージで1~2mmずつ線を重ねましょう。髪色よりワントーン薄いグレー系が無難です。

(4)フェイスパウダー

仕上げに薄くのせることで皮脂崩れを防ぎ、マスク内の擦れによるヨレも軽減。色付きより透明タイプが初心者向きです。大きめのブラシで余分を払うと粉っぽさが残りません。

(5)色付きリップクリーム

血色感は健康的な印象に直結。色味は“自分の唇+α”程度のコーラルまたはベージュ系が自然です。ツヤが苦手な方はマット寄りバームタイプを選択しましょう。

 

 

 

 

 

3.基本的なメンズメイクの手順:10分で完成

全行程を流れで覚えると、朝の支度が格段にスムーズ。以下は、仕事前にさっと整える想定の時短ルーティンです。

(1)保湿と日焼け止めで土台作り

洗顔後、化粧水・乳液で水分と油分を補給し、SPF30程度の日焼け止めを薄く伸ばします。紫外線ダメージはくすみや毛穴拡大の原因となり、メイク映えも損なうため必須です。

(2)BBクリームで肌色を均一化

1円玉大を手の甲に出し、額→両頬→鼻→あごの順に点置き。指先またはスポンジで中心から外側へ薄く広げ、フェイスラインは余りをぼかす程度に留めると境界が目立ちません。

(3)気になる部分はコンシーラー

青ひげにはオレンジ寄り、ニキビ跡やクマには自肌色のコンシーラーが効果的。筆先で置いて指でトントンと叩き込むと密着度が上がり、マスク擦れにも強くなります。

(4)眉を整えて顔の印象を引き締め

スクリューブラシで毛流れを整え、薄い所に短いストロークで書き足します。仕上げに再度ブラシでぼかすと、描いた線が自然な影へと馴染みます。

(5)最後にリップとパウダーで仕上げ

唇にリップクリームを塗り、余分な油分をティッシュオフ。Tゾーンと頬にフェイスパウダーを軽く乗せれば、テカり知らずのナチュラルメイクが完成です。

 

 

 

 

 

4.やり過ぎないための注意点とセルフチェック

自然に見えることがメンズメイク最大の目的。次の3つを守れば、失敗は激減します。

(1)照明下で必ず最終確認

室内の白色LEDと屋外自然光では肌色の見え方が変わります。仕上げ後は窓際やスマホライトでチェックし、境界線や粉浮きを確認しましょう。

(2)色選びは首の色と合わせる

顔だけ明るいと「お面」状態に。BBクリームやコンシーラーは首との色差が±0.5トーン以内を目安に選び、店頭テスターが難しい場合は通販でも色サンプル購入を推奨します。

(3)アイメイクはTPOを見極めて

アイラインやカラコンはファッション性が高く、ビジネス場面では浮くことも。休日やイベントに限定して導入し、職場ではベース+眉+リップまでに留めると好バランスです。

 

 

 

 

 

まとめ

 女性の視線は「濃さ」より「清潔感」に向いています。調査でも、ナチュラルメイクへの肯定率は6~8割と高く、適度な肌補正と眉整えで魅力度は向上することが示されています。

 

まずは今回紹介した5アイテムと10分ルーティンで“やり過ぎないメンズメイク”を体感し、清潔感アップを目指しましょう。