顔が大きく見えて落ち込む・・・・・・。そんな悩みを抱えていませんか。平均と比べて本当に大きいのか、原因は何か、そしてどうすれば小さく見せられるのでしょうか。

1.顔が大きいってどのくらい?平均値と「大きい」の基準
まずは客観的な数字を知ることで、自分の立ち位置を確認しましょう。
(1)平均的な縦幅は約22cm前後
日本人女性の顔の縦幅(髪の生え際〜顎先)は、一般的にはおよそ21.8cm、男性は23.2cmです。A4用紙の短辺(22cm)とほぼ同じ長さと覚えると測りやすいでしょう。
(2)横幅の平均は13.8〜14.5cm
頬骨間の横幅は女性13.8cm、男性14.5cm。500ml紙パックの高さ(約14cm)が女性平均とほぼ一致します。これより1cm以上大きければ「やや大きめ」、2cm以上で「大きい」と考える人が増える傾向にりそうです。
(3)「大きい」かどうかの簡易判定
平均+1標準偏差(約1.2〜1.5cm)を超えると、「大きい」グループに入ります。測定はメジャーが難しい場合、A5ノート(21×15cm)に顔が収まるかどうかを目安にすると便利です。
2.顔が大きく見える四つの主な原因
同じ骨格でも見え方は変わります。以下のポイントを押さえると、対策が立てやすくなります。
(1)遺伝で骨格そのものが大きい
両親や親族に顔が大きい人が多い場合、頭蓋骨の幅や長さが生まれつき大きい可能性があります。骨格は変えづらいものの、姿勢や筋肉バランスを整えることで印象を補正できます。
(2)たるみで輪郭がぼやける
加齢やスマホ姿勢でフェイスラインの皮膚・筋膜がゆるむと、骨格以上に面積が拡大して見えます。特に頬や顎下のたるみは縦幅を伸ばす原因になります。
(3)むくみで一時的に膨張
塩分過多、睡眠不足、生理前などで体液が滞ると、朝に顔がパンと張る現象が起きます。むくみは時間帯や生活習慣の影響が大きく、対処が比較的容易です。
(4)脂肪のつきすぎ
体重増加とともに頬や顎周りに皮下脂肪が蓄積します。骨格と皮膚の間に厚みが増すため、横幅も前後の奥行きも増し、写真に写る影が濃くなります。

3.原因別の改善アプローチ
原因が分かったら、ターゲットを絞ったケアが近道です。
(1)骨格は姿勢で印象アップ
背中が丸まると頭が前に出て顔が近く見えます。胸を開いて首を長く保つ立ち姿勢を意識し、エラ張りが気になる場合は歯科でマウスピースやボトックス注射を検討するのも一手かもしれません。
(2)たるみには表情筋トレーニング+保湿
「あいうえお」体操で大きく口を動かし、耳下線まで引き上げる動きを毎日30秒×3セット。肌のコラーゲン生成を促すレチノール入りクリームや、美顔器のEMSも相乗効果を高めるかもしれません。
(3)むくみは塩分コントロールとリンパ流し
夕食の塩分を6g未満に抑え、水分をこまめに補給。起床後、鎖骨下〜耳下腺をやさしくさすり、最後に耳前から顎下へ流すと顔の余分な水分が排出されやすくなるとおもいます。
(4)脂肪は全身運動+局所EMSで燃焼
有酸素運動と筋トレで基礎代謝を上げつつ、頬や顎に当てられるEMS機器を使うと脂肪細胞への刺激が強まり、二重顎解消につながるでしょう。カロリー制限だけでなくタンパク質を十分に摂取することも大切です。
4.今日からできるごまかしテクニック
長期ケアと並行して、メイクやヘアアレンジで今すぐ好印象を獲得しましょう。
(1)ヘアスタイル:トップに高さ、サイドにくびれ
頭頂部をふんわり立ち上げ、耳前の髪を頬に沿ってタイトに収める「ひし形シルエット」が黄金比。センターパートより七三分けや外ハネボブが顔幅をカバーします。
(2)メイク:シェーディングとハイライトで縦ライン強調
フェイスパウダーよりワントーン暗いシェーディングを頬骨下と生え際に入れ、鼻筋と額中央にハイライトを置くと奥行きと立体感が生まれ、輪郭が引き締まって見えます。
(3)ファッション:首元Vライン&大ぶりイヤリング
タートルネックよりVネックや縦長ネックレスで視線を下へ誘導します。顔の横幅より大きめのイヤリングをつけると、相対的に顔が小さく感じられます。
(4)写真写り:レンズより少し高い位置に顎を向ける
カメラを目線より10cm上に構え、顎を軽く引くと遠近法で輪郭がシャープに。スマホの0.5〜1倍ズームで距離を取ると歪みを防げます。

まとめ
顔が「でかい」と感じる背景には骨格だけでなく、たるみ・むくみ・脂肪など日々変動する要素が潜んでいます。
平均値を知れば客観的に対策を立てやすくなり、姿勢改善やスキンケア、ヘアメイクで印象はいくらでも変えられます。数字と習慣を味方に、コンプレックスを自信へと変えていきましょう。