つやつやでサラサラの髪って憧れますよね。美容室やヘアサロンでエアエステをしているという人もいるでしょう。ですが、なによりも大事なことは毎日のシャンプーです。正しいシャンプーの選び方と洗い方で、髪に艶を与えることができます。
1.シャンプー前の下準備
シャンプーをする前には料理と一緒で、下準備が大切です。
(1)適切なシャンプー剤を選ぶ
艶やかな髪を保つためには、自分の髪質や頭皮の状態に合ったシャンプー剤を選ぶことが重要です。細い髪、パサつきやすい髪、カラーやパーマをかけている髪など、自分の髪質に合った製品を選びましょう。また、過度に洗浄力が強いシャンプーは、髪を乾燥させて艶を損なうことがあります。穏やかな洗浄力のあるものを選ぶと良いでしょう。
(2)シャンプー前のブラッシング
シャンプーをする前に、軽くブラッシングをしておきましょう。髪に付着したホコリなどを取り除くだけではなく、シャンプーで汚れを落としやすいように絡んでいる髪などをまっすぐに戻すという意味があります。けっして、髪の流れに反して逆立てるようなブラッシングは髪を傷めるのでやめましょうね。
2.適切な洗髪方法を実践する
シャンプーをする際には、以下の洗髪方法を守ることで、髪に艶を与えることができます。
(1)ちゃんと濡らす
シャンプーを髪につける前に、ちゃんと髪を濡らしましょう。シャンプー後のすすぎと同じくらい、シャワーだけで髪を洗っているつもりで濡らしてください。じっさい、シャンプー前のシャワーだけでもけっこう髪の汚れは落ちると言われています。シャワーで落ちない油汚れをシャンプーで洗い落とすと思っておくといいでしょう。
(2)適量を使う
シャンプー剤の使いすぎは、髪を傷める原因になります。適量を手に取り、水でよく泡立ててから髪になじませましょう。髪もお肌と一緒です。顔を洗うとき洗顔料をふわっふわに泡立ててから洗うように、シャンプーもしっかり泡立てましょう。
そして、爪を立てずに指の腹を使って、頭皮を優しくマッサージするように洗います。これにより血行が良くなり、健やかな髪に導きます。髪自体は事前のシャワーでも汚れを洗い落とせているので、ここでは頭皮を洗うイメージで洗いましょう。
(3)余分な水分をしっかりと取り除く
シャワーでシャンプーを十分に洗い流した後は、タオルで優しく水分を取り除きます。濡れた髪を力任せにこすると髪を傷める原因になりますので、根元から毛先に向かって軽くタオルで水分を吸い取るようにしましょう。
3.トリートメントを使用する
シャンプーを洗い流したあとは、必ずトリートメントを使って髪を保湿し、艶を与えることが大切です。特に髪の毛先は乾燥しやすく、また痛みやすいので、トリートメントを毛先中心になじませてください。
(1)トリートメントは髪に押し込む
トリートメントをシャンプーで髪を洗うときと同じ様に髪に塗っているという人が多いかもしれません。ですが、ポイントは髪を握るようにしてトリートメントを浸透させることです。
美容室やヘアサロンで髪を洗ってもらうとき、トリートメントをゴシゴシつけるなんてことはしていませんよね。シャンプーでもトリートメントでも、こすると髪にダメージを与えることになるので厳禁です。もし、トリートメントを髪にまんべんなくつけようとするなら、粗めのクシで軽く梳くのもいいかもしれません。
(2)しばらく放置
トリートメントが髪に浸透するように、しばらく放置しましょう。だいたい5分くらいが目安。そのとき、熱いお湯に浸して固く絞ったタオルで髪全体を包み込むとより浸透効果を高めます。
(3)ちゃんと洗い流す
トリートメントもシャンプー同様にヌルヌル感を感じなくなるまで、しっかりと洗い流しましょう。髪や頭皮に残ったトリートメントがトラブルにつながる場合もあるので注意しましょう。
まとめ
艶やかな髪を手に入れるためには、シャンプーの方法や使うシャンプー剤に気を配ることが重要です。自分の髪質に合った製品を選び、正しい洗髪方法を実践することで、美しい艶を保ちながら健康な髪を育てることができます。一度傷んでしまった髪はもう元には戻りません。痛んだところをカットするしかないんです。