マスクの着用が個人の判断に委ねられるようになって、もう半年。新型コロナウイルスの感染症法上の分類が引き下げられてからは4ヶ月が経ちました。今年は、感染対策において個人の選択が尊重されるようになってから迎える初めての夏でした。マスク・消毒への意識や、肌・手の状況に、変化はあったのでしょうか。

 

 

 

 

 

1.マスクの着用頻度や時間が減った女性は70%以上

株式会社クロコスが、「アフターコロナの夏 肌や手」について女性286名にアンケートを実施しました。それによると、マスクの着用時間や頻度に対し、「減ったように感じる」と答えた人は70.5%にのぼります。たしかにこの夏、マスク姿の人を見る機会は老若男女を問わず減ったように感じましたよね。

 

とはいえ、やはり場所によってはマスクをしようと気になった人もいたはず。調査によれば、どのような場所・シーンでマスクを着用するかについて、もっとも多かったのは「電車やバスなどの公共交通機関」、それから「飲食店や小売店(スーパーなど)」、「職場」でした。また、屋内のイベント(コンサート・スポーツ・スポーツ観戦・レジャー)も「職場」に次いでマスク着用を意識する場所でした。

 

人が密集する可能性のある場所や人との距離が近くなりそうな場所、密室になる場所では、マスクを着用する女性が多いことがわかります。

2.手指の消毒の頻度は減ったと感じる女性は半数以上

手指の消毒の頻度については、「減ったように感じる」と答えた女性は59.1%でした。消毒習慣が減ったと感じている人のほか、「たまには忘れてしまったり、面倒くさくてしないときもある」、「今年は気の緩みせいか忘れることが多くなった」など、自分自身の意識の変化を感じている人もけっこう多いようです。

3.顔のアフターコロナのダメージは「日焼けによる肌荒れ」

調査の結果、顔のダメージを受けたと感じている女性は半数以上にのぼります。特に多くが体感しているのは、日焼けによるダメージです。ほかにも、「マスクによる肌荒れ・ニキビ」、「エアコンによる肌の乾燥」も原因と考えている人は多そうです。

4.手のアフターコロナのダメージは「日常生活」や「日焼け」

手荒れや爪へのダメージに悩んでいる人は、全体の半数以下の45.5%。対して「いつもと変わらない」、「むしろ手肌の調子は良い」を合計すると半数以上の54.6%という結果でした。手指の消毒の頻度が減ったことから、手荒れが減っているのかもしれません。実際に「アルコール消毒をほとんどしなくなったので、手荒れすることがなくなった」という意見は全年代で見受けられます。ただし、手指の消毒の習慣を昨年と同じように継続している女性からは、「去年と変わらず、アルコールを使うので手荒れする」といった声もいぜんとしてきかれます。

まとめ

コロナかコロナでないかにかかわらず、お肌の手入れは重要です。マスクをしていたことで、日焼け予防などおろそかになっていたという人もいるでしょう。マスクをしているから不要なスキンケアなどありません。改めて、自分の肌を見つめ直したいですね。