たとえ褒め言葉でも、最近は容姿に対してコメントすることは良くないと考えられています。ですが、一昔前だと年配の人が幼稚園児くらいの子どもに対して、「利発そうな顔だねぇ」なんていったりしていました。利発とはかしこいこと、頭の回転のはやいことのこです。つまり、「賢そうな顔をしてるね」といっているわけです。
一般的には「ひとは見た目で判断してはいけません」といわれるように、外見(見た目)と内面(性格)は一致しないと考えられています。そうだとすると、賢い=知能が高いことも一致しないはず。実際のところは、どうなのでしょうか。

(1)ドイツ・ゲッチンゲン大学の研究
同じような疑問を抱いた研究者がドイツ・ゲッチンゲン大学にいました。Karel Kleisnerです。Karel Kleisnerは、プラハ・カレル大学のVeronika ChvátalováやJaroslav Flegrと共同で研究をおこなっています。その成果は「Perceived Intelligence Is Associated with Measured Intelligence in Men but Not Women」という論文で発表されました。
研究では、40人の男女の静止顔写真を用いて、測定されたIQ、知覚された知性、顔の形との関係が検証されました。その結果、男女ともに、男性の顔写真を見てその男性の知能を正確に評価することができました。ですが、女性については顔写真からその人の知能を正しく評価することはできませんでした。
(2)賢いひとの顔の特徴
限定的ではあるものの、ひとは男性の顔からそのひとの知能を正しく読み取ることができることが証明されました。ではいったい、どんな顔の特徴から知能を読み取っているのでしょうか。
知能が高いと認識される顔は、目と目の間隔が広く、鼻が大きく、口角がわずかに上がり、あごが鋭く尖っていて丸みがないという特徴のある顔です。反対に、知能が低いと認識される顔は、目と目の距離がより近く、鼻が短く、口角が下がり、あごが丸くどっしりしている、より丸みを帯びた特徴がある顔です。
今回の実験で使われた写真は、化粧やアクセサリーがない状態でした。もし、賢そうに自分を見せたいというときは、目と目の間隔が広く、鼻が大きく、口角がわずかに上がり、あごが鋭く尖っていて丸みがないという特徴を化粧でつくればいいということになります。
まとめ
ひとは見た目で判断してはいけませんとは言われるものの、見た目での判断ってけっこう間違っていないのかもしれませんね。


