城島茂さんと菊池理沙さん、石田純一さんと東尾理子さん、武田真治さんと静まなみさん。気づいたひともいると思いますが、歳の差結婚のカップルです。

 

一つでも年齢が違えば年の差といえるわけで、何歳以上離れていると「歳の差結婚」というかは特に定義があるわけではありません。一般的なイメージでいえば、やはり10歳以上離れていると「歳の差結婚」といってもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

1:歳の差結婚、何歳までが許容範囲?

株式会社パートナーエージェントが「年の差婚に関するアンケート調査」を実施しています。ここでは、その結果をみていきましょう。

 

まずは結婚したいと考えている未婚の男女にとっての「理想の年齢差」ですが、相手が年上の場合、何歳まで許容できるかと聞いたところ、男性は「0歳」差が最も多く26.4%、女性は「5歳」差が31.4%と最多でした。反対に相手が年下の場合は、男性が「5歳」差25.9%、女性は「0歳」差21.4%という結果です。

 

詳しくみてみると、相手が年上である場合、「10歳以上」でもOKだと答えた女性は「25〜29歳」で12.7%、それ以外の世代は全て14.5%。「0歳」差が理想と答えた男性は「25〜29歳」が10.9%。一方で「40〜44歳」は49.1%と、男性は年代が上がるごとに年上の女性を結婚相手として選びにくくなる傾向が見えてきました。逆に相手が年下の場合、歳の差が「10歳以上」でもOKだと答えた男性は「35〜39歳」で29.1%、「40〜44歳」では50.9%と非常に高い割合になります。男性は若い女性であれば年の差は気にならないといったところでしょうか。

2:歳の差結婚の現実

では、歳の差結婚の現実はどうなのでしょうか。

 

厚生労働省の人口動態統計によると、2019年の初婚夫婦の年齢差割合は夫が年上なのは54.9%、妻が年上なのは24.2%、夫と妻が同じ年齢なのは21.0%です。つまり、現実の夫婦のほとんどが夫が年上という組み合わせであることがわかります。

 

では、どれくらい年上なのでしょうか。調査結果では、1歳差が13.6%、ついで7歳差以上が11.2%でした。1歳差が多いものの、厚生労働省の2021年人口動態統計では、初婚夫婦の68.7%が年齢差0~3歳であり、3割の夫婦が4歳以上年の差があるわけです。

 

 

 

 

 

3:「男性が年上」の歳の差結婚のメリット3つ

それでは、男性が年上の歳の差結婚のメリットについて考えてみましょう。

(1)収入が多い

まだまだ日本社会は男性優位かつ年功序列な世のなかです。年齢が上の男性の方が若い女性よりも収入が高いことが一般的です。その意味では、男性が年上の年の差結婚をすると、ひとりでいるよりは経済的に安定するかもしれません。

(2)精神的に安定している

一般的には、年齢が上がるにつれて精神的に安定してくるといわれています。もちろん個人差があるので一概には言えませんが、同年齢や年下の男性よりはわがままだったりということは少ないかもしれません。

(3)人生経験が豊富でサポートしてくれる

年齢を重ねているということはそれだけいろいろな経験をしてきたということ。仕事などでいろいろなアドバイスをしてくれるのも年上ならではのメリットかもしれません。

4:「男性が年上」の歳の差結婚のデメリット3つ

では反対に、男性が年上の歳の差結婚のデメリットにはなにが考えられるのでしょうか。

(1)男性不妊の可能性がある

先日、83歳にして第4子が誕生することがわかったアル・パチーノさんのニュースが話題になりましたが、やはり女性だけではなく男性も高齢になると赴任のリスクは一定の割合で生じるかもしれません。

(2)モラハラ率が上がる

メリットとして精神的に安定しているといいましたが、男性の年齢次第でモラハラになってしまう可能性もあります。年下の女性のことを受け入れる包容力を示す男性もいれば、自分の思い通りにしたいと支配欲が強くなりすぎてモラハラになるわけです。

(3)近い将来、本人だけでなく、その親の介護も視野に入る

加藤茶さんと加藤綾菜さん夫婦が45歳という歳の差結婚。結婚時はすでに加藤茶さんは70歳です。それゆえ、世間からはいろいろな声が上がりました。その一つが介護じゃないかというものです。

 

 

 

 

 

5:「女性が年上」の歳の差結婚のメリット3つ

では、女性が年上の歳の差結婚のメリットにはなにがあるのでしょうか。

(1)包容力がある

男性同様に年齢が上がるにつれて精神的に安定し、成熟してきますので包容力がでてきます。物事をいろいろ経験してきているので、年下の若いひとのような嫉妬に狂うとか束縛するようなことは少ないでしょう。

(2)収入が多い

どうしても同じ年齢であれば男性の方が女性よりも収入が多い方が一般的ですが、それでも女性の方が年上だと男性よりも収入が多いという場合もあるかもしれません。

家事など生活能力が高い

家事を含めた生活能力が高区なるのは女性に限らず男性にもあてはまります。ただし、実家暮らしだと例外かもしれませんね。

6:「女性が年上」の歳の差結婚のデメリット3つ

反対に、女性が年上の歳の差結婚のデメリットにはなにがあるのでしょうか。

(1)不妊の可能性がある

男性以上に女性の場合は閉経の問題もあり、年齢が上がるにつれて妊娠・出産が難しくなります。必ずしも、結婚したら子どもをもたないといけないというわけではありませんが、子どもが欲しいと願う夫婦なら悩むところかもしれませんね。

(2)「男のプライド」が維持しにくい

年上の女性の方が、収入がうえだったり、いろいろなことを知っていたりするので、プライドが高い男性だといろいろ不満を抱えてしまうかもしれません。まぁ、そんな男性とはそもそも結婚なんてしない方がいいのかもしれませんが。

(3)親族、世間からの目が厳しいこともある

まだまだ今の世のなか、男性が年上の夫婦は一般的でも女性の方が年上の「あねさん女房」夫婦は冷たい目で見られることがあります。とくに、「子どもはどうするんだ」なんて考えている親族がいたりすると、まさに不妊や高齢出産の問題から嫌なことを言ってくるひとがいるわけです。

 

 

 

 

 

7:歳の差結婚で後悔しないためのポイント2つ

歳の差結婚で後悔しないためには、どうすればいいのでしょうか。

(1)メリット・デメリットを把握する

まずは、メリット・デメリットを把握しましょう。結婚は「お互いが好き同士でお互いの同意があれば問題はない」とはいうものの、やはり自分たちの仕事のことや家族のことなどいろいろ考えないといけないことがでてきます。同い年か年の差かに関係なく、メリット・デメリットを把握することは大事です。

(2)周りの意見ではなく自分たちの気持ちを大事にする

とはいえ、最後に決めるのは自分や自分たちです。相談してなにかをいわれたらからそうするのではなく、自分や相手の気持ちを大事にして決めていきましょう。

9:まとめ

歳の差結婚は昔からあるわけですが、男性が年上な組み合わせだけではなく助成が歳上野の組み合わせが増えてきています。結婚にはいろいろなカタチ・組み合わせがあっていいとおもいます。なによりも大事なことは、好きなひとと一緒にいる、楽しく毎日を過ごすということですよね。