<a href="https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/ewpTmN9pQJM?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditCopyText">Unsplash</a>の<a href="https://unsplash.com/@heftiba?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditCopyText">Toa Heftiba</a>が撮影した写真

 

テクノカットという髪型を知っていますか? 若い人には聞きなれない髪型ですが、再びトレンドのヘアスタイルとして注目を浴びています。男女問わず人気になりそうなこのヘアスタイル、じつはアレンジ次第でさらに魅力的になるんです。

1:テクノカットとは?YMOと関係がある?

テクノカットは、もみあげを耳の上のラインから真っ直ぐ鋭角に切り揃え、バックのえり足(首筋の生え際)を刈り上げたヘアスタイルのこと。このスタイルは、1979年に代官山の美容院「BIJIN」のオーナーであり、ヘアメイクアーティストだった本多三記夫(ほんだ・みきお)によって考案され、1980年代に大流行しました。

 

この髪型は、テクノポップバンド「Y.M.O.(イエローマジックオーケストラ)」の細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人がこのヘアスタイルであったことからテクノカットと呼ばれるようになったという説があります。

 

 

テクノ(techno)とは、シンセサイザーやリズム・マシンといった電子楽器を中心的に用いたポップ・ミュージックのことで、1970年代後半から1980年代にかけて世界的に流行しました。

 

 

2:テクノカットの特徴

テクノカットの特徴は、直線的なラインが入っていることです。鋭角に剃り落としたもみあげ部分と、バリカンですっきりと刈り上げた襟足、そしてソリッドでコンパクトなシルエット、これらすべてに直線、直角などのカチッとした要素が入っています。また、もみあげの部分については、しっかりと残す形、うっすらと残す形、完全に剃り落とす形と、大きく分けて3タイプあり、もみあげのデザインを変えるだけでも印象が変わってきます。

 

似たような髪型にツーブロックがあります。ツーブロックは長さの違う2つのブロックからなるヘアデザインで、短い部分と長い部分をつなげずにカットするのがポイントです。テクノカットはもみあげを耳の上のラインから真っ直ぐ鋭角に切り揃え、バックのえり足(首筋の生え際)を刈り上げた髪型であるのに対し、ツーブロックは耳の上や襟足を数センチの幅で刈り上げ、刈り上げ部分に上の髪の毛が被さる髪型という違いがあります。

 

 

3:真似したくなる!おしゃれなメンズのテクノカット例

それでは、男性向けのテクノカットをいくつか見ていきましょう。

オリジナル・テクノ

 

テクノカットの特徴は、襟足がしっかり刈り上げられていて、もみあげの部分がきっちりと鋭角に切り揃えられていること。これをきっちりおさえたのがオリジナル・カットです。

 

マッシュルーム・テクノ

 

マッシュルームカットとテクノカットはなかなか結びつかないかもしれません。襟足の刈り上げ部分の上を丸くボリュームのあるマッシュルームカットにすることで可愛らしく、襟足の鋭角の刈り上げ部分を柔らかい印象に仕上げることができます。

 

パーマ・テクノ

 

印象としてはツーブロックに近いかもしれませんが、テクノカットにパーマをあてることももちろん可能です。襟足の刈り上げの上の長く残した部分にパーマをあてることで、ちょっとワイルドな雰囲気を作ることができます。

 

4:メンズだけじゃない!女性も取り入れられるテクノカットアレンジ

テクノカットは男性だけではなく、もちろん女性だって楽しめます。

オリジナル・テクノ

 

男性と同じようなオリジナルのテクノカットも普通に似合いますよね。

 

ロング・テクノ

 

襟足の刈り上げをちょっと長めにしてみましょう。そうすることで、髪が短くなりすぎず柔らかい印象を作ることができるので、女性で初めてテクノカットをしてみようという人も気軽に挑戦できるかもしれません。

 

モード・テクノ

 

テクノカットの両サイドのもみあげ部分を鋭角に切り上げるという特徴を強調することで、モードっぽいオシャレな印象に仕上げることができます。

 

5:まとめ

1980年代にブームとなったテクノカットですが、今、おしゃれな人たちのあいだで注目されるようになり、ブーム再来の兆しがみえています。カット自体は男性的な印象ですが、女性が取り入れても全く問題はありません。また髪色も黒だけではなく、明るめの色で個性をだしたり、全体を同じカラーにするのではなく、2トーンにする方法もあります。ぜひ一度、挑戦してみてくださいね。