この春、高校を卒業してから自動車教習所でクルマの運転免許を取得しようと挑戦している人も多いでしょう。順調にいけば、そろそろ免許が取得できそうという人もいるのでは?

 

そうなると気になってくるのが、運転免許の写真です。なかには、変顔とか奇抜なファッションで「攻めた」証明写真で免許を取得しようとする人もいます。ですが、やっぱり数年使う免許ですからちゃんとした写真を使いたいですよね。そこで今回は、免許証の写真で失敗しないための免許証の写真を撮るときの注意点と、キレイに撮るコツについて考えていきましょう。

 

 

 

 

 

1:免許証の写真サイズの規定は?

運転免許書の写真は、初めての場合は運転免許センターで、2回目以降の更新のときは警察署で撮影してくれるので、基本的には自分で用意をする必要はありません。ただ、ぜったい運転免許センターか警察署で撮影した写真でないといけないというわけではなく、規定に合致した写真であれば自分が用意した写真を使用することも可能です(一部警察署、運転免許センターでは持ち込み不可の場合もあります)。

 

規定でまず大事になってくるのが,写真のサイズ。ヨコ2.4cm、タテ3cmでないといけないとされています。

2:笑顔やカラコンはあり?免許証の写真を撮る際の注意点

運転免許証の写真には、サイズ以外にも細かな規定があります。警視庁が適正写真と不適正な写真のガイドラインを定めています。このため、免許証写真を自分で用意したいという場合にはガイドラインを確認することが重要です。満足のいく証明写真が用意できても、条件に該当しないと免許写真として使用できない場合があるので、注意しましょう。

 

なお、適正な免許証写真には、次の条件があります。

 

  • カラー写真
  • 正面を向いて、帽子などをかぶっていない(宗教上または医療上の理由がある場合は、帽子等の着用可)
  • 胸から上を撮影している
  • 背景色が薄グレー、ブラウン、ブルーいずれかの単色(各都道府県により規定が異なる)
  • フチに枠線がないもの
  • 申請前6ヶ月以内に撮影したもの

 

カラー写真で正面を向いていることは当たり前の条件ですが、帽子などをかぶっていないことも重要です。また、背景色にも注意が必要です。単色であることが条件となっていますが、各都道府県によって規定が異なるので、確認が必要です。

 

また、不適正な免許証写真には、次の条件があります。

 

  • カラーコンタクト(カラコン)などで目の色が違う
  • 免許証用に撮影したものではない写真
  • 顔や目が髪の毛や衣類・スカーフなどで隠れている
  • 写真を修正、合成しているもの
  • 写真が過度に明るい、または暗い
  • 眼鏡が光っていて目が確認できない
  • フレームが目にかかっている

せっかくの写真が一つでも不適正な写真の条件に引っかかっていると試用できないので気をつけてくださいね。

 

3:酷い写真は使いたくない!免許証の写真をきれいに撮るコツ

免許証の写真をきれいに撮るコツは、髪型、顔・メイク、服装、表情など、様々な要素があります。

髪型

免許証の写真では、髪型はスッキリさせることが重要です。男女ともに、顔周りに髪を残すと輪郭がぼやけて見えてしまうため、髪をきちんとまとめて、顔がはっきりと見えるようにしましょう。また、髪が長い女性であれば、髪を結んで首の後ろに下ろすと、首を細く長く見せることができます。

メイク

できるだけ朝や昼間の時間帯に撮影するようにしましょう。夕方だと、顔のむくみが気になったり、女性であればメイク崩れなども気になりますよね。前日は早めに就寝して目のクマなども気をつけたいところです。撮影時は膝の上に白いハンカチやコピー用紙などを置いてレフ板効果を狙いましょう。これらの方法を取ることで、自然な肌色や顔色をだすことができます。

服装

明るい色を選ぶことがポイントです。免許センターの背景が淡い青色なので、青系の服装は避けたほうがいいでしょう。また、襟元が開いているVネックやUネックの衣服を選ぶことで、顔を細く見せることができます。

表情

表情については、無理に笑顔を作る必要はありません。自然な口角の上げ方で、口を閉じた表情を心がけることが大切です。また、緊張を和らげるために、事前に深呼吸やリラックスする方法を試してみると良いでしょう。

4:写真の撮り直しや変更はできるの?免許証撮影の豆知識

どんなに気をつけて撮影しても、やっぱり気に入らない写真で運転免許証ができてしまったということもあるでしょう。大丈夫です。じつは、差し替えを希望している写真を持参すれば、写真を変更することもできる場合があるんです。

 

警察署か運転免許センターで運転免許証再交付申請書に必要事項を記入し、持参した顔写真や手数料と一緒に受付窓口へ提出するだけです。ただ、各都道府県によって、顔写真の変更による免許証の再交付を管轄している担当が警察署か運転免許センターなのかは異なるため、事前に自分が住んでいる都道府県では、どこで変更をしてもらえるかを確認しましょう。

 

また、紛失や盗難によって免許証をなくした場合と、破損、汚損等した場合を前提として運転免許証再交付申請が存在しているので、写真が気に入らないからという理由では認められない場合もあります。

5:まとめ

証明写真は自撮りとは違うのでなかなか上手くいかないもの。納得のいく写真で初めての免許証が取得できるといいですね。

 

ですが、写真よりも大事なのは交通ルールを守って安全第一で運転するとことだということを忘れないでくださいね。