世界のホームラン王の王貞治さん、雨上がり決死隊の宮迫博之さん、俳優の児玉清さん、5代目三遊亭円楽師匠。共通することはなんだとおもいますか。

 

じつは、みなさん。胃がんを患った経験があるんです。

 

厚生労働省のデータでも、日本人の死亡原因として、心臓にまつわる心疾患などにならんで悪性新生物(がん)はトップ3にあがってきます。

 

そんながんの一つである、胃がん。著名人だけが胃がんを発病するわけではありません。あなた自身や、あなたの大切なひとだって胃がんにかかる可能性はあります。他人事ではない、胃がん。大切なひとと健康的に暮らすためにも、今回は原因から対策まで、みていきたいと思います。

 

1:胃がんの原因の一つ「ピロリ菌」

ピロリ菌こと、ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃のなかが大好きで、胃の壁を傷つける細菌として、今から30年ほど前に発見されました。胃のなかは強い酸性なのですが、ピロリ菌は自分が住みやすい環境を作りだし、住み着いています。

 

ピロリ菌は、ピロリ菌に汚染された井戸水などから感染することが多く、なんと日本人の半数は感染しているともいわれているんです。ピロリ菌に感染すると、ピロリ菌の毒素により慢性的な胃炎が起こり、それが胃がんに発展するとのこと。ピロリ菌も胃がんも他人事ではないですよね。

2:ピロリ菌を抑えられる!? LG21乳酸菌とは

では、ピロリ菌の活性を抑える方法はないのでしょうか。そこで注目すべきキーワードなのが、「LG21乳酸菌」。今から20年ほど前、東海大学医学部の古賀教授が乳酸菌にピロリ菌を抑制する作用があることを発見します。

 

研究によれば、ピロリ菌感染者31名に1日2個のLG21入りヨーグルトを食べてもらう実験をおこなった結果、2ヶ月後には8割のひとのピロリ菌が減少したんです。さらに、胃の粘膜の炎症もよくなるということもわかりました。つまり、暴飲暴食やストレスによって傷ついた胃を回復させるという効果もあるんです。

 

そんな、LG21乳酸菌を摂るにはどうしたらいいか。乳酸菌は発酵食品から摂ることもできますが、サプリメントやヨーグルトなど、自分自身にあった摂り方がオススメ。ピロリ菌対策をうまく考えたいところですね。どんな食品だったら自身の生活の中で摂りやすいのか、調べてみてはいかがでしょう。

 

ストレスをためないように運動するなどの生活習慣に気をつけ、日々の食生活や習慣でLG21乳酸菌を意識するのもいいかもしれませんね。