いきなりですが、十五夜って知っていますよね。

 

「月見団子とススキを飾って、お月見する日でしょ?」とおもったあなた。

正解です。では、十三夜って知っていますか?

 

お月見といえば、十五夜が一般的ですが、十三夜もお月見の日なんです。十五夜だけではなく、ちゃんと十三夜のことを理解しておくと、「うちの嫁は、できる!」と、彼ママからの高評価が間違いナシです。そこで今回は、知っておきたい十三夜について、紹介します。

十五夜は満月じゃない

ところ、お月見といえば、満月を鑑賞するというイメージが強いからか、十五夜を満月の日とおもっているひとは少なくないでしょう。ですが、ちがいます。

 

十五夜とは、いいかえれば中秋。中秋とは、陰暦(=旧暦)の8月15日のことなんです。

 

陰暦は、現在の私たちが使用している太陽暦とは異なる周期の暦。そのため、毎年、日にちが異なるのですが、今年2015年は9月27日が十五夜にあたりました。そんな十五夜の飾りといえば、お月見団子と神様の依り代と見立てたススキ。

 

ところで、お月見団子と聞いて、あたまにはどんな団子がおもいうかびましたか? 関東出身のひとは、白いまん丸の団子がおもいうかんだでしょう。ですが、関西のひとは違いますよね。関西でお月見団子といえば、里芋に似せた楕円形のお餅に雲を模した餡がかけてあるもの。

 

というのも、十五夜は別名「芋名月」ともいい、里芋などの芋類の収穫を祝う行事だから。もし、関西でまん丸のお団子なんて買ってきたら、仏前に供える餅の「お華足」。彼ママに、何を言われるか、わかったもんじゃありません。

十三夜のお月見

そして、十三夜。

 

十三夜とは、旧暦9月13日のお月見のこと。十三夜は、十五夜に次いで美しい月がみられるといわれています。

 

むかしから、十五夜または十三夜のどちらかしかお月見しないことは、縁起が悪いともいわれているので、忘れずにお月見しましょう。ちなみに飾りは、栗や枝豆を供えます。そのため、十三夜のことを「栗名月」や「豆名月」とよぶことも。

 

これで、彼ママに十三夜のことを聞かれたり、飾り付けを任されたりしても大丈夫ですよね。