ひとの心は目に見えないものです。ですが、何かをヒントに少しでも読みとることができれば、人間関係も恋愛も円滑になると思いませんか?
じつは男性の心理は、身に付けているネクタイを見ると一目瞭然なんです。
1:男性の心理状態はネクタイが物語る
「パワースーツ」という言葉を、耳にしたことはありませんか?
アメリカの大統領選挙などで、候補者がよく着る「紺色のスーツに白色のシャツ、そして赤色のネクタイ」の組み合わせを、「パワースーツ」とよんでいます。この色の組み合わせの服を着ることで、有権者に良い印象を与えて、当選しやすくなるといわれているんです。
2:ケネディのイメージ戦略はスーツの色だった
古くは、テレビがまだまだ白黒しか映らなかった時代。テレビの討論番組で、大統領候補であったケネディとニクソンのファッションが、有権者に「どちらが大統領としてふさわしいか」を印象づけたことに由来するといわれています。
このとき、ケネディは、濃い紺色のスーツに白いシャツ、そして、赤のネクタイでした。一方で、ニクソンは茶色のスーツを着ていたために、ケネディは有権者に若々しく力強い印象を与え、ニクソンはぼんやりとした頼りなさそうな印象を与えたといわれています。
服の色は、着る人の印象を左右するという好例と言えるでしょう。そして着る服の色は、それを「見る人」だけでなく、「着ている人」の心理状態を反映しているともいわれています。
3:暖色と寒色が表す人間の心情
色には大きく分けて、暖色系と寒色系があるというのは、小学校の図工や中学校の美術で習ったでしょう。
赤・オレンジ・黄などの色が暖色系。青・青緑・白などの色が寒色系です。そして、一般的に暖色系は、派手・積極的・活動的・感情的といった印象を与えやすいと言われます。一方で寒色系は、地味・消極的・沈静的・理性的といった印象を与えやすいといわれています。
4:相手に与えたい印象であり今の心理状態でもある
つまり、相手に派手・積極的だという印象を与えたいときは暖色系を、反対に地味、消極的だという印象を与えたいときは寒色系を使えばいいんです。
そして、これはその色を選択したときの本人の心理状態を表します。たとえば、暖色系の赤色の場合。身に付けている人は、積極的な気持ちで、ヤル気になっているとき。つまり、仕事や恋愛が前向きになっているときです。
一方で、寒色系の青色の場合。身に付けている人は、気持ちが落ち着いていて冷静なときで、客観的に物事を見る余裕があるとき。ただ、冷静を通り越して、気持ちが冷めているときでも青色を選んでしまいやすいといわれています。
まとめ
もし、あなたの前にいる男性が赤色のネクタイをしていたら、気持ちが前向きになっている証拠。そういうときの彼は、やる気にあふれているので、仕事だけではなくデートにも前向きかもしれません。
反対に、彼が青色のネクタイをしていたら……。少し、慎重になっているときかもしれないので、あなたが積極的にリードしてあげたほうがいいかもしれませよ。