大好きな彼とのキス。そこには、愛情表現やちょっとエッチな欲求の解消という意味があるのですが、じつはそれだけではないということが、イギリスの新聞「Daily Mail」ウェブ版が伝えています。なんと8つも、今すぐキスをすべき理由があるのだとか。一体それはなんなのでしょうか。

 

1.おくちをキレイに

キスというと、唇を軽く重ねるキスから、舌を絡み合わせるディープなものまでありますが、ここでは後者のキス。舌を絡み合わせるとなると、ヨダレ(唾液)でベトベトっていう経験もあるのでは。

 

ちょっとイメージ的には、とてもじゃないけどキレイとはいえませんよね。ですが、「Daily Mail」が伝えるのは、全くの反対。

 

ヨダレでベトベトということは、それだけ唾液が分泌されているということ。唾液の役割が、口のなかの食べかすを流し出し、口内を清潔に保つことにあるため、むしろディープなキスほど口のなかを清潔に保つというんです。

 

また、唾液は歯垢の付着を抑えたり、小さな虫歯であれば補修してしまう効果もあることから、食事後のキスがオススメかも。 

2.免疫アップ

とはいえ、やっぱり唾液が交換されるということは、相手の口のなかのバクテリアが自分の口のなかに入ってくるということ。研究によれば、フレンチキスを10秒間すると最大8,000万のバクテリアが交換されるといいます。ですが、それはある意味でインフルエンザの予防接種のような役割を果たすのだとか。

 

つまり、唾液の交換で、今まで自分の口のなかにいなかったバクテリアが侵入することで、そのバクテリアに対する免疫力がアップするというわけなんです。

3.リラックス効果

ひとはストレスを感じると、コルチゾールというホルモンが増えます。じつはキスをすると、そのコルチゾールを下げる効果があるというんです。

 

たしかに、彼とケンカをしていても、キスをすると気持ちが穏やかになったりしますよね。仲直りのキスには、じつはこのコルチゾールの現象が影響していたんです。

4.アレルギーもおさえる

医師の木俣肇氏によれば、アトピー性皮膚炎の患者が30分間、ロマンティックな音楽を聴きながらキスをすると免疫グロブリンEという物質の形成が抑制され、皮膚のアレルギー反応が減少するといいます。

 

木俣氏は、この発見で2015年にイグ・ノーベル医学賞を受賞しますが、キスにはアレルギーを抑える効果や、美容に効果があるという研究もされているのですね。

5.血圧を下げる

唇が赤いのは、どうしてだか知っていますか。それは、皮膚の粘膜が薄く、毛細血管中の赤血球がすけてみえているから。

 

じつは、キスをすることで唇の血管は広がり、血流が増えることが期待できるのだとか。そしてその結果、血圧を下げる効果も期待できるというんです。

6.美顔効果

「キスって、疲れるな」って感じたことはありませんか。その理由は、キスをするときに口まわりの筋肉を酷使したから。いわば、筋肉痛と同じなんです。わたしたちは、カラダについたぜい肉を落とすために、ジムなどで運動しますよね。顔だって、ついてしまったぜい肉を落とすためには運動が必要です。

 

とはいえ、顔のエクササイズって、意外と難しいもの。それがキスをするだけで簡単に顔の運動ができ、美顔になることだってできるというわけなんです。

7.ダイエット効果

そんなダイエット効果は、顔だけに限定されません。研究によれば、唇を重ねるだけのキスを1分間すると、およそ2~6キロカロリーを消費するといいます。さらに舌を使ったキスでは、1分間でおよそ26キロカロリーを消費するのだとか。

 

わずか26キロカロリーでも、1日でキスをするというひとでは、積み重ねってかなりのカロリー消費になるでしょう。

8.テストステロンの分泌

男性の唾液のなかには、テストステロンというホルモンが含まれているのだとか。このテストステロンは、エッチな気分にさせる効果があるとされています。

 

キスだけのつもりが、キスだけで終わらなくなっちゃたという経験は、じつは男性の唾液中に含まれていたテストステロンが影響していたのかもしれません。

 

いかがですか。免疫力を高めたり、美顔効果があったり。今すぐキスしないわけにはいきませんよね。