夏といえば、やっぱり浴衣ですよね。花火大会に行く予定だし、せっかくだからトライしてみようかな……と思っても、どんな浴衣が似合うのかって、なかなか自分ではわかりません。
ですが、じつはそんなに難しく考える必要はナシ。今年は、自分に似合う浴衣を上手に選んで着こなし、彼の心をギュッとわしづかみしちゃう方法をお伝えします。
浴衣にもある「トレンド」
わたしたちが普段着ている衣服には、流行があります。あなたも季節ごとに雑誌やウェブでトレンドをチェックして、最新のファッションを把握しますよね。そしてそこから、手持ちの衣服との組み合わせ(着こなし)や自分に似合うかどうかを考えて、そのシーズンの流行の衣服を買って楽しみます。
ですが、おなじ「夏物ファッション」であるにもかかわらず、浴衣のトレンドをチェックして、新しい浴衣を毎年購入するというひとは、ほとんどいないでしょう。まぁ、浴衣は花火大会やお祭りといった祭事に着るくらいなので、年に1〜2回しか着ないこともあって、毎年のように新調するのはもったいないと思いますよね。
ですが、やっぱりステキ女子のみなさんには、ちゃんと流行も取り入れて浴衣を着こなして欲しいところ。そこで、浴衣の色柄の選び方についてお話したいと思います。
浴衣のトレンドは?
数年前から「レトロ」や「モダン」の柄が流行中です。とはいえ、レトロとかモダンといわれても、ちょっとわかりにくいですよね。たとえば、絵柄でいえば朝顔や金魚、唐草模様や幾何学模様など。色味でいえば、藍色や紺色などのブルー系や淡いパステルカラーなど。このあたりをおさえておくと、いいかもしれませんね。
似合う浴衣の色柄と着こなし
さて、ではどうやって自分に似合う浴衣の色柄を選び、着こなせべばいいのでしょうか?
まずは、色柄の選び方。ここでポイントになってくるのは、肌の色と体型。このあたりは深く考えなくても大丈夫。普段着ている洋服と同じです。肌の色が白いひとはパステルカラー、海やプールに出掛けて日焼けしちゃったというひとは、藍色や紺色などの濃いめの色を選ぶといいでしょう。
また、柄については、自分の体型が大柄だというひとは、あまり柄が主張しすぎないものを選ぶといいかも。体型が大柄だとどうしても布面積が大きくなりますから、朝顔や金魚など派手で大きな柄は、絵柄が主張しすぎて、ちょっと暑苦しい印象になってしまうからです。
ですが、浴衣で一番大事なことは、色柄の選び方よりも、着こなし方のほう。いくつかのポイントを押さえれば、ステキ女子として上品に仕上げることができるのです。
1:ボディラインを主張しすぎない
いくら自分のスタイルがいいからといっても、帯を強く締めるなど、ボディラインを強調しすぎるような着方をしてはいけません。浴衣や着物は本来、「寸胴」な体型だった昔の日本女性を美しく見せるようにデザインされたもの。したがって、「大きなバストで彼を誘惑しちゃえ!」と、胸を強調するような着方をしてはいけないのです。メリハリのありすぎる体形の方は、タオルなどで補正をするのが一般的。
2:ギャルっぽい着方は下品?
ボディラインを強調しないことにも通じるのですが、若い女の子たちが大きく肩や背中を出して、半裸のような“花魁”スタイルで浴衣を着ていることがあります。普通の浴衣でそれをするのはNG。男子の目には、セクシーを通り越して、下品としかうつりません。
3:襟のあわせは左が上
これもよく見かけますが、着物の襟は左が上にくるという約束事があります。右が上にくるのは亡くなったひとだけ。知らないとうっかりやってしまいがちな失敗です。
あまり縁起のいいものと言えませんし、知っているひとから見ると、「あー、この子な~んにも知らないんだな……」とガッカリしてしまうポイントでもあるんです。
浴衣の着付けって難しそうですが、最近では作り帯といってマジックテープなどでかんたんに着脱できるものも売られていますし、浴衣自体もかなりお手頃価格になっています。今年の夏は、ぜひ浴衣に挑戦してみてくださいね!