東京オリンピックのボクシング女子フェザー級で、日本女子初の金メダルを獲得した入江聖奈さん。

 

試合後のインタビューで引退を表明し、世間を騒がせました。

 

現在は、現在は大学3年生で「授業でいっぱい体育のことをやっているので、少し離れたいと思って心理学を選んだ」と、「浮気の境界線」について研究しているのだとか。

 

そんなわけで、もしかしたら入江聖奈さんも卒論の参考にしてくれるかも知れない「浮気の境界線」に関する過去記事のまとめです。

 

 

 

女の倍近くメラメラ…男は嫉妬深い生き物!その心理的な理由とは

学術誌『Journal of Applied Social Psychology』に掲載された研究によれば、実際に会うというリアルな浮気ではなく、電話やインターネットを通じたヴァーチャルな浮気を恋人がおこなったときに、ひとがどれくらい嫉妬をするかが調査されました。

その結果、ヴァーチャルな浮気に対して嫉妬すると答えた女性は28.0%だったのに対し、男性は50.9%と倍近くも多いことがわかったんです。

 

これは、女性の場合は、恋人にメル友などがいても、実際に会わなければ気にしないひとが多いのに対し、男性の場合は、会う会わないに関係なく自分以外の異性と仲良くすることに対し、否定的ということを意味します。

 


 

女が浮気をする理由は男性と違う?浮気や不倫をする女性の心理にとことん迫る

船谷明子らによる「大学生における浮気観と浮気・被浮気経験との関連」(横浜国立大学教育人間科学部紀要)によれば、「浮気をしたい」と回答した男子は26%であるのに対して、女子は17%です。この数字だけを見れば、10%の開きがあるため、男子の方が浮気願望があるというふうに思えます。

 

ですが、「浮気をしたいとは思わない」という回答は男子では71%、女子では73%と、ほとんど差が出ませんでした。つまり、「どちらともいえない」と答えた女子が男子よりも多かったわけです。「浮気をしたいとは思わない」という回答で明確な差がない以上、浮気願望について、実際のところは男女でそれほど差がないのかもしれませんね。

 

ちなみに、「浮気は許せるか」にという問いについては、男子も女子も、37%が許せると答えています。そして「浮気は避けられるものか」という質問に対して、避けられると回答した男子は66%、女子は63%です。こちらも、男女の回答に差はありません。そのため、やはり浮気について男女で差があるとはいえないでしょう。

 

 

 

浮気の定義とは?男女が考える浮気の境界線と浮気する心理

何をもって浮気と見なすかは、正直人それぞれです。LINEでやりとりをするだけでも浮気だと思う人もいれば、ふたりっきりでお酒を飲みに行っても浮気だと思わない人もいますよね。

 

一般的には、「配偶者・婚約者などがありながら、ほかの異性に惹かれ、性的な関係をもつこと」と定義されるのですが、これに従えば、ただの恋人関係では浮気は成立しないことになります。ですが現実は、恋愛に関係においても浮気ということで、さまざまな問題が起こるわけです。

 

その理由として、恋愛には「排他性」が存在するからです。

 

排他性とは、社会心理学的には「特定の関にある個人が、その他との関わりを抑制することに関して示す感情や行動」だとされ、定義されています。つまり、特定の関係を結んだ以上、それ以外の関係が生じることに、人は不快感を示すわけです。そして、その不快感がどこで生じるかが、浮気の境界線となるわけです。