人間というのは、性別に関わらず、嫉妬することはあります。この嫉妬という感情は、どうしてわき起こってしまうのでしょうか。そこで今回は、嫉妬する男性心理や男性が嫉妬しているときの行動について考えていきましょう。さらに、嫉妬を恋愛で上手に使うにはどうしたらいいかも紹介します。
1:嫉妬深いのは実は男のほうが多い?
一般的に「嫉妬深いのは実は男のほうが多い」といわれることも多いですが、嫉妬をするのは、心理的なメカニズムでは、男性も女性も同じです。
心理学の世界でも、これまで嫉妬について多くの研究が行われてきました。いくつかの研究を調べてみましたが、基本的には男女の性別の違いで、嫉妬に違いがあることはなさそうです。
2:男の嫉妬はいつどこで生まれる?5つ
男の嫉妬が生まれるシチュエーションでいくつか考えられることを見ていきましょう。
(1)自信を喪失したとき
嫉妬は他人と比較して、自分が負けたと感じたときに起こります。つまり、もともと自信がない人は、嫉妬をしやすいということに。また、何かの出来事で自信を喪失したときも、自信を失うきっかけになった人や物事に対して嫉妬をしてしまうことがあります。
(2)大事なものを失いかけたとき
自分にとって大事なものや欲しいと強く思っているものを失いかけると、嫉妬をしてしまいます。恋愛がまさにそうですよね。自分の恋人を誰かにとられそうだと思うと、嫉妬をするでしょう。また、欲しいと思っていた車や時計を他人がもっていたりしても嫉妬をするのは、これが原因です。
(3)負けず嫌いな性格が出たとき
負けず嫌いな性格は、それ自体悪いことではありません。ですが、あまりに強くでてしまうと、何かに負けてしまったことで、勝った相手に対して妬みを感じ、それが嫉妬につながります。
(4)他人の目を意識したとき
自分が誰かに負けた、自分だけが負けたことがわかっている場合では、それが嫉妬に結びつかないことがあります。ですが、友達や会社の同僚など周囲の目を気にすると、自分の評価が落ちたと自信を失い、それが嫉妬に結びついてしまうことも。つまり、見栄っ張りな人ほど嫉妬しやすいといえるのです。
(5)男同士よりも異性と一緒にいるとき
周囲の目といっても、それが特に異性であると嫉妬につながりやすくなります。それは女性も同じで、女友達とだけいるときよりも男性がいたりすると、いろいろ気にしてしまいます。見栄を張ってしまうことに共通するのですが、異性がいることで嫉妬をしやすくなります。
3:恋愛シーンで…嫉妬したときに出る男性の態度5つ
では、恋愛シーンに限定したとき、嫉妬した男性はどんな態度になるのか考えていきましょう。
(1)無口になる
嫉妬することで不機嫌になります。不機嫌さはたいていの場合、相手を無視したり、無口になるという態度になってあらわれます。
(2)LINEや電話の回数が増える
大切なモノを失うんじゃないかという不安から、日ごろはLINEや電話をあまりしないという男性でも、突然にLINEや電話の回数が増えるようになります。LINEで既読スルーなんてしようものなら、すぐに電話がかかってくるでしょう。
(3)束縛をする
恋人同士になら、急に束縛し始めるということも。外食を禁止したり、誰と一緒にいるかの報告を求めたり……。これもまた、不安からくる態度なのです。
(4)自慢をする
自分が誰かに負けて恋人をとられそうになっていることから嫉妬をしている場合、誰かに負けないようにしようと思うため、周囲「自分はすごい」アピールをしたくなります。そのため、自慢をします。
(5)プレゼントをしたり食事をおごることが増える
嫉妬をしている男性は、自分がすごいんだというアピールを行動で示すため、急にプレゼントをしたり、いつもは割り勘なのにおごってくれるようなったりすることもあります。
4:男の嫉妬を上手に使った恋愛テクニック3つ
それでは、男の嫉妬の心を上手に使った恋愛のテクニックを見ていきましょう。
(1)友達カップルを褒める
まず手始めは、友達カップルを褒めるというもの。大事なポイントは、友達の彼氏ではなく、カップル自体を褒めることです。友達の彼氏だけを褒めると、嫉妬だけでは済まなくなり、ときにはケンカに発展することもあるでしょう。
友達カップルを褒めることで、そこに生まれる嫉妬心から恋人同士の関係をもっと良くしていこうという方向に、彼の熱意を向けることができるかもしれません。
(2)同性の友達と出かける
異性の友達と出かけると、これもケンカに発展する可能性があります。そこそこに嫉妬をさせるだけなら、同性の友達で十分でしょう。「自分よりも友達を優先した」ことを示して、ケンカのリスクを高めずに軽い嫉妬をさせ、相手の気持ちを自分に向けさせましょう。
(3)知らない自分を見せる
彼が知らない自分の一面を見せることは、いろいろと想像をかきたたせ、不安になり、嫉妬につながることがあります。相手をもっと知りたいと思わせたり、自分の知らない彼女がいるかもしれない……と不安にさせることで、大事にしてくれるようになるでしょう。
5:まとめ
自分が嫉妬をするシチュエーションであれば、相手も嫉妬する可能性が高いでしょう。自分を振り返って、それをうまく利用することで、嫉妬心から、ふたりの関係をよくすることもできるかもしれません。