会社の同僚や部下の女性、また学校の女友達のことを「◯◯ちゃん」と「ちゃん付け」する男子っていますよね。されたほうからすると「小学生か!」と思ってしまうかもしれません。大人になってからも女性のことを「ちゃん付け」で呼ぶ男性は、いったいどんな理由からなのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

1:「ちゃん付け」で呼ぶ男性心理って?

筆者のまわりにはいませんが、確かに世間を見渡すと、女子を「ちゃん付け」で呼ぶ男子は少なくありません。親しい間柄なら、わからないまでもないのですよね。ですが、そんなに仲良くないのにもかかわらず、会社の部下に対してまで「ちゃん付け」で呼ぶ男性がいます。一体、どういう理由なのでしょうか。

 

2:女性の名前を「ちゃん付け」で呼ぶ男性心理5つ

それでは、女性の名前を「ちゃん付け」で呼ぶ理由を考えていきましょう。これについては、残念ながら学術的な研究がありませんので、あくまで仮説です。

(1)親しみを感じている

「ちゃん付け」以前に、男女を問わず、誰かを名前で呼ぶのは相手に対して、親しみを感じているからでしょう。

 

というのも、基本的に友達同士でもない限り、相手を下の名前で呼ぶということはしませんよね。会社の同僚や部下なら、なおさらです。とはいえ、恋人でも家族でもないのですから、名前で呼び捨てにするわけにはいきません。そこで、名前に「ちゃん付け」をするわけです。

(2)親密な関係になりたい

また、相手と友達以上の親密な関係になりたいと考えている場合も、名前に「ちゃん付け」で呼ぶことが考えられます。

 

先ほど、親しみを感じているからこそ、名前に「ちゃん付け」で呼ぶといいましたが、相手が名前で呼ばれても嫌がらない(拒否しない)というのは、相手も親しみを感じてくれているからです。名前に「ちゃん付け」で呼んでみることで、自分と相手との距離感を探ろうとしているとも考えられます。

 

また、名前に「ちゃん付け」で呼ばれることで、相手との心理的な距離が縮まるということもあるでしょう。いずれにしても、相手と親密な関係になりたいという心理から、「ちゃん付け」で呼んでしまうということが考えられます。興味がないのなら、やんわり拒否をしましょう。

(3)甘えている

相手に対して甘えている男子も、名前に「ちゃん付け」で呼ぶことがあるかもしれません。この場合、相手に好意があって、甘えるような態度が「ちゃん付け」で呼ぶという行動にあらわれる場合もあれば、相手に何か頼みごとがあって甘えてきている場合のふたつが考えられます。

(4)マウンティング

親しみを感じていたり、特別な関係になりたいと思っていないのに名前に「ちゃん付け」で呼ぶ場合に考えられるのは、マウンティングです。つまり、相手を自分よりも下に見ていることが考えられます。

 

男女平等の世の中になりつつあるとはいえ、まだまだ男性の中には、女性は男性よりも下だと考えている人は少なくありません。つまり名前に「ちゃん付け」で呼ぶのは、子どもに接しているのと同じ感覚で、対等には見ていないんです。

 

この手のタイプは、「私も◯◯さんのことを、名前にちゃん付けで呼んでいいですか?」と聞くと、イヤがったり不快な感情をあらわにするので、見分けがつきます。

(5)周囲へのアピール

周囲へのアピールというものは、ふたつの側面があります。ひとつは、自分にはこんなに親しく接することができる女性がいるんだという、ある意味、モテアピールです。言い換えるならば、好感度が高いとか、みんなに慕われているというアピールかもしれません。

 

もうひとつは、この人は自分の所有だと周囲へのアピールです。本人にはマウンティングの意味合いが強いですが、同時に周囲に対しては、この人は自分の所有で管理しているからこそ、名前に「ちゃん付け」で呼べるんだぞというアピールなわけです。

 

3:苗字に「ちゃん付け」で呼ぶ男性心理3つ

では、名前ではなくて苗字に「ちゃん付け」で呼んでくる男子の理由を考えてみましょう。

(1)名前で呼ぶには抵抗がある

相手を名字で呼ぶのと名前で呼ぶのを比べた場合、やはり相手と親密な関係になっていないと名前では呼びにくいもの。相手に好意があるかどうかは別として、仲良くなりたいと考えていても、まだまだ相手と心理的な距離があると考えていたり、馴れ馴れしすぎるなと考えている場合には、苗字に「ちゃん付け」で呼ぶということが考えられます。

(2)ふざけている

普段は、「◯◯さん」と呼んでいるのに、ときどき「◯◯ちゃん」と呼ぶような場合は、ふざけの心理がはたらいているかもしれません。この場合のふざけとは、どちらかというと、相手に対するからかいのニュアンスが強いです。

 

何か失敗したときに、「◯◯さん、ちゃんとやってよ」というと、本当に注意しているニュアンスですが、「◯◯ちゃん、ちゃんとやってよ」という場合は、失敗をからかっていると思ってもいいでしょうね。

(3)見下している

ふざけも行きすぎると、相手への見下しに変わってしまいます。最初はふざけていたつもりが、結果的には相手は自分よりも下だという認識に変わり、いつもは「◯◯さん」と呼んでいたのが、「◯◯ちゃん」に変わります。なんか最近「◯◯さん」と呼ばれなくなって、「◯◯ちゃん」と呼ばれてるかもと思ったら、これが理由です。

 

4:まとめ

相手に「ちゃん付け」で呼ばれたくないな思ったら、早いタイミングでやんわり拒否を相手に伝えましょう。そうでないと、「ちゃん付け」の呼ばれ方が定着してしまって、その人だけではなくてみんなから「ちゃん付け」で呼ばれるようになりかねません。