男性だからといって、化粧をしない、美容に興味がない、なんてことはありません。とはいえ、さすがにファンデーションを使ったり、アイシャドウを使ったり、ということはないかもしれませんね。
では、男性はどんな化粧や美容に興味をもっているのでしょうか?
世界中で事業展開している広告会社のJWT社が、アメリカとイギリスの男性1,000名を対象に調査をおこなったところ、実は男性は“スベスベなお肌に憧れている”という実態が見えてきました。一体どういうことなのでしょうか。
■肌の手入れに余念がない男性
同社の調査によれば、男性が使用している化粧品としては、次のものが多いという結果でした。
(1位)スキンケア化粧品(54%)
(2位) リップクリーム(39%)
(3位)脱脱クリーム(33%)
(4位)マニキュア(29%)
(5位)フェイシャルパック(24%)
上位5つを見ておわかりのように、そのほとんどがスキンケアに関するもので占められていたんです。少数ながらもファンデーションを持っている男性は9パーセント、肌を日焼けしたように見せるクリームも20パーセント近くの男性が持っていました。もちろん、化粧品をなにも持っていないという男性も26パーセントいました。
まだまだ化粧品や美容に費やす金額は、女性のほうが男性よりも多いといわれています。ですが、マーク・ジェイコブズをはじめとする一流ファッションブランドが男性向け化粧品を発表している現在、この差は縮まるかもしれませんね。
いかがでしょうか?
男性はスベスベな肌の女性が好きと一般的にいわれますが、男性自身もスベスベなお肌に憧れて、きちんとケアにも気をつかっていたんですね。
今回の調査対象はイギリスとアメリカの男性なので、日本の男性にそのまま当てはめるのは難しいかもしれませんが、このほど温感美容PR事務局が発表した「美容行動に関する意識」調査によれば、実践したことがある美容法について300人の男性に聞いたところ、1位が「日焼け止めを塗る」(44%)、2位が「化粧水を使う」(32.3%)という結果に。やはり日本人男性の間でも、スキンケアは常識になりつつあるようです。
恋人同士で仲良くお肌の手入れをするというのも、悪くないですね。もし彼の肌が荒れ気味なら、スキンケアを勧めてみてはいかがでしょうか? 意外に彼のほうが肌の手入れにハマってしまうかも。
【参考】
※ JWT EXPLORES ‘THE STATE OF MEN’—JWT社
※ 美容行動に関する意識 – 温感美容PR事務局
※ 平松隆円(2009)『化粧にみる日本文化』水曜社