結婚する理由。

 

それは好きな人とずっと一緒にいたいからですよね。でも好きな人と一緒にいられる以外にも結婚することによるメリットがあるとすれば、もっとステキでしょう。

 

最近の研究では、男性も女性も、結婚すると心臓病のリスクが下がって長生きできる、ということがわかりました。いったいどういうことか詳しく紹介します。

 

結婚で低下する心臓病のリスク

フィンランドにあるトゥルク大学病院に勤めるアイノ・ラミンタウスタ氏らの研究チームが、1993年から2002年のあいだで心臓発作などを経験した35歳から99歳の1万5,330人の症例を調べました。そのおよそ半数の7,700人は、発作から28日以内に亡くなっていました。

 

詳しく調査をしてみると、男女とも既婚者にくらべ未婚者は、心臓発作などのリスクが高いことがわかりました。とくに、独身の35歳から64歳の人たちのあいだで病気にかかるリスクは大きなものでした。

 

さらに、心臓発作で28日以内に亡くなる危険性は、独身の男性の場合では既婚者より60パーセントから168パーセントも大きく、独身女性の場合では既婚者より71パーセントから175パーセントも大きかったのです。

 

研究チームによると、既婚者のほうが独身者よりも心臓発作などのリスクが低い理由には、結婚生活の幸福感、誰かと生活をともにすることでの食生活の改善や、何か兆候があったときに気づきやすいから、などがあげられるといいます。

 

食生活の改善やパートナーの異変に気づきやすいからというのは、あたりまえのようですが、これも好きな人と一緒に暮らし、相手のことをいつも思っているからこそなんですよね。

 

たんなるルームシェアをしているだけの赤の他人なら、心臓発作のリスクは低くはならないのでしょう。

 

結婚は人生の墓場だ、という人もいますが、むしろ墓場から遠ざけてくれるものこそ結婚だったと言えるのです。好きな人と結婚して、彼も、そしてあなた自身も、ともに長生きしてくださいね。

 

 

【参考】

※ Aino Lammintaustaら(2013)『Prognosis of acute coronary events is worse in patients living alone: the FINAMI myocardial infarction register』European Journal of Preventive Cardiology