最初はなんとも思っていなかった彼のことが、ある日突然、気になりだす。そう、恋のはじまりです。そして、燃えあがる炎のように、彼のことをドンドン好きになる。そんな経験をしたこと、一度くらいはあるのでは?

 

誰かを好きになる気持ちは、決して抑えられるものではありません。ですが、どうして彼への気持ちは“高まり続けていく”のでしょうか?

 

今回は、その心理的な秘密にせまります。

恋愛行動の進展段階

恋愛は、いくつかの段階を経て進んでいくものです。一般的には、以下のように5つの段階があるといわれています。

 

第1段階:会話をする、相談をする、プレゼントを贈る。

第2段階:デートをする、用もないのに電話をする。

第3段階:仲の良い異性として友達に紹介したり、キスをする。

第4段階:恋人として友人に紹介したり、セックスをする。

第5段階:結婚の約束をする。

 

第1段階では、気になる異性と仕事や勉強の話をし、ちょっとした相談をしたりします。こうした会話から、悩みを打ち明け、プレゼントを贈るという行動をするようになります。

 

そして、第2段階では初デートを経て、用もないのに電話をするようになるわけです。

第3段階では、キスをし、抱き合うようになり、仲の良いの異性として友達に紹介するようになります。

 

第4段階では、恋人として友人に紹介し、第5段階では結婚の話という順に、行動が展開していくんです。

男女で違う恋愛感情が高まる瞬間

この恋愛行動の進展段階は男女で共通ですが、それぞれの段階における恋愛感情の高まりには、男女で差があるといわれています。

 

男子は恋愛の初期段階において恋愛感情が高まるのに対し、女子は恋愛後期に恋愛感情が高まるんです。

 

とくに、男子に比べ女子は、キスをする段階までは、交際相手に対してロマンティックな気持ちや嫉妬などの激しい感情をもたず、献身的な態度も弱いとされています。しかし、キス以降の周囲の人々に紹介する段階になると、女子も男子同様に恋愛感情が高まるんです。

 

つまり、女子は「交際が深まらないと相手への気持ちが高まらない」という特徴があるんです。それが結果的に、恋愛における“彼のことをどんどん好きになる”というところにつながっていくのです。

 

女子は交際が深まらないと相手への気持ちが高まらないのは、おそらく繁殖の問題が影響しているのでしょう。女子の場合、自らが妊娠・出産するため、「この人とずっと一緒にいたい」「この人との子どもをもちたい」と決心するまでに時間を要するのです。そのため、交際を深めていき、相手のことを十分に理解してからではないと、恋愛感情が高まらないのかもしれません。

 

どんどん彼のことを好きになるのは、彼との将来を決心するからなのですね。