気温が上がり、街ゆく人のファッションも春めいてきましたね。春物のチェックに余念がない方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、お財布の事情もあって、なかなか流行のファッションアイテムを買いそろえるのは、簡単ではありませんよね。

同じ様な服装をしていると、ダサいと思われる、オシャレにみられないから恥ずかしい。そう思って、ファッション雑誌を参考に、1か月の着回しコーディネートに苦心しているというひともいるでしょう。

ですが、そんな心配はする必要ありません。

むしろ、恋愛という視点で考えれば、同じ服装をしていたほうがいいのです。

それも少なくとも、20回は。

「えー、そんなことしたらオシャレじゃないし、服をもっていないみたいでイヤ」と思うかもしれませんよね。

そこで今回は、なぜ同じ服装を最低20回はしたほうがいいのか、その心理的な理由を紹介したいと思います。

 

■服装の好感度

共立女子大学の長田美穂氏らが、服装の好感度に関する研究をおこなっています。

それによれば、ある服装に対する親しみやすさや好き嫌いという感情は、10回を超えて20回近く目にすることによって高まるということがあきらかになったんです。

つまり、同じ服装を繰り返しすることによって、それを見るひとにその服装に対する親しみやすさや、好きという感情を与えることが可能なんです。

心理学的にいえば、どんなにお財布の都合が許しても、「一回袖を通した服は二度と着ない」というのは、好意を引き出さない、損な行動なんです。

 

■なぜ、繰り返し着るのか

20回という、なぜ繰り返し同じ服装をする必要があるのでしょうか。

そこには、単純接触効果という心理的な働きが、関係しています。

単純接触効果とは、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが発見した効果で、ひとは繰り返し同じものに接すると、好意が高まるという効果のこと。

これが、服装にもあてはまるんです。

故スティーブ・ジョブス氏など、いつも同じ服装をしているひとがいますよね。

彼らは、服を選ぶ時間がもったいないから同じ服装をしているといいます。ですが、いろいろな人に会わないといけない彼ら経営者は、じつは無意識のうちに単純接触効果を期待していたのかもしれませんね。

 

いかがですか。

着回しに悩むくらいなら、同じ服装で出かけましょう。

あなたに親しみをもってくれるひとが増えるかもしれません。

 

【参考】

※ 長田美穂ら(2009)「服装の好感度に対する単純接触の効果」(繊維機械学会誌)