結婚年齢が上昇するにともなって、初めての子どもを妊娠出産する年齢が上昇しているといわれています。一般的には、高齢出産は母体や胎児にとってリスクが高いといわれますよね。ですがその一方で、なにも問題がないといわれることもあります。しかし、高齢出産といっても、はたして何歳からが高齢出産なのでしょうか。

 

オランダ・ロッテルダム大学によれば、もし子どもを望むなら、子作りは遅くても32歳からはじめたほうがいいといいます。いったいどういうことなのか。イギリスの新聞『Daily Mail』のウェブ版に掲載された記事を参考に、紹介します。

1.32歳が理想

ロッテルダム大学の研究チームは、1970年代までの58,000名にもおよぶデータをもとに調査をおこないました。その結果、何人の子どもが欲しいかによって、最初の子どもをもつ年齢が決まってくるのだというんです。子どもが3人欲しいという場合は、23歳までに第1子を妊娠したほうがいいのだとか。子どもがふたりの場合だと、27歳が理想だといいます。子どもはひとりでいいという場合なら、32歳まで理想の年齢は上がります。どうやら、この32歳が一つの目安かもしれません。

2.高齢出産への不安

もしこれが40歳を超えてくると、子どもをもつ可能性は40%まで下がるのだといいます。ロッテルダム大学の研究は、あくまで理想の数の子どもをもつなら、いったい第1子をいつまでに妊娠すべきかというもの。第2子との間隔などが考慮されていますが、母体や胎児へのリスクまでは考慮されてはいません。ですので、ほかの研究を加味すれば、もっと若いほうがいいということになる可能性は存在します。  

まとめ

いかがですか。記事によれば、イギリスでも晩婚化がすすんでおり、1970年頃の第1子をもつ平均年齢が23歳だったのに対し、いまでは30歳にまで上昇しているとのこと。もちろん結婚して、子どもをもつことがなによりも大事というわけではありません。ですが、出産後の育児や自分の健康などを考慮すると、人生設計のなかに明確な出産予定を取り込んでおいてもいいかもしれませんね。