石原さとみさんのような、ぽってりとしたぷるぷるの唇。

そんな唇にあこがれて、たっぷりグロスを塗って、リップメイクをしている女子は少なくないでしょう。

以前に『Menjoy!』が「バキュームレベルの吸引力!オトコが“キスしてぇ”となる唇3つ」で伝えたところによれば、リップライナーで唇をフチ取りしてから、口紅やグロスを塗ると立体感がだせ、ぽってりとした唇にすることができるのだそう。

ですが、他に気をつけることはないのでしょうか。

そこで今回は、唇の秘密にせまると同時に、男子がおもわずキスしたくなる唇を紹介したいとおもいます。

 

■赤い唇の意味

イギリスの動物学者であるデズモンド・モリス氏は、唇は“生殖器を連想させるもの”ではないかと考えました。

「ちょっとそれは、想像しすぎ」っておもうひともいるかもしれませんね。

ですが、もし仮にそうだとするなら? やっぱり生殖器と同じような赤色の唇が魅力的なのでしょうか。

じつはそうではありません。

ケント大学の人類学者サーラ・ジョンズらの研究によれば、女性の生殖器の写真をペールピンク、ライトピンク、ダークピンク、赤の4色に着色し、男性たちに魅力を評価させたところ、3つのピンクについては差がみられなかったものの、赤については他の3色と比べ、魅力が低く評価されたんです。

どうやら、赤すぎると性感染症による炎症をイメージさせるのだとか。

 

■唇は若さの象徴

ところで唇は、顔のなかでも非常に薄い粘膜の部分です。唇の表面近くには、毛細血管がたくさん存在していて、唇を赤くみせています。

毛細血管の状態は加齢とともに変化するため、唇は年齢とともに、次第にくすんだ赤色になっていきます。

つまり、明るい赤い唇は若さの象徴なんです。

 

■男を虜にする唇とは

ということは、男性を虜にする唇とは、赤みが強すぎず、くすんでいない色味に仕上げることが大事というわけです。

そのために大事なのは、口紅の色の選び方……、だけではありません。

じつは、ひとの唇は年齢によらず、下唇のほうが赤みは強いんです。そのため、上唇と下唇の色をそろえるということも、男子に自然で若く健康的な印象を与えるためには大事なんです。

 

いかがですか。

いつのもリップメイクにちょっと一手間かけるだけで、男子を魅了する唇ができちゃうんです。


【参考】

※ Sarah E. Johnsら(2012)『Red Is Not a Proxy Signal for Female Genitalia in Humans』 PLoS ONE