お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんが、処女作『火花』で芥川賞を受賞というニュースは、衝撃的でしたよね

最近本を読んでいないなというひとも、これをきっかけに読み始めたというひとがいるのではないでしょうか

じつは、読書は恋愛のテクニックとしても非常に有効だってこと、知っていましたか?

今回は、「小学生の頃みたいに、夏だし一緒に読書しない?」と彼を誘って大成功できる恋愛テクニックを紹介したいとおもいます


文学男子は恋愛男子
トゥ・ディファクトがおこなった調査によると、読書をする男性は「一人の人を長く愛せる」「好きな人とは会って話したい」という項目に、はいと答える割合が高いことがあきらかになっています

つまり、読書男子は恋愛や結婚に向いているんです


読書がもたらす心理的効果
オハイオ州立大学のジェフ・カウフマン氏らは、500人を対象とした研究によって、ひとは読書に熱中すると、その読んでいる物語に登場するキャラクターに感情移入し、自分の性格や行動が、その登場人物に似てしまうことを発見しました

つまり、ハッピーエンドの恋愛小説、とくに彼女を思いやったり大事にしたりするような人物が登場する本を彼に読ませるといいんです

残念ながら、又吉直樹さんの『火花』では、この恋愛テクニックは使えそうもありませんが、『世界の中心で、愛をさけぶ』(片山恭一)、『タイヨウのうた』(天川彩)、『いま、会いにゆきます』(市川拓司)といった小説だといいかもしれません


いかがですか

他にも、カナダのヨーク大学の心理学者レイモンド・マール氏らの研究では、本をよく読むひとは共感能力が高く、自分とは違う意見や信念を受け入れられるということがわかっています

つまり、相手の気持ちを考えることができるということ

これは、もともとそういった能力の高いひとに読書好きが多いわけではなく、読書によってその能力が高まったと考えられます

読書が苦手というひとは多いかもしれませんが、恋愛にはすごく重要なアイテムの一つ

この夏は、彼と一緒に読書をしてみませんか


【参考】

※ Geoff Kaufmanら(2012)「Changing beliefs and behavior through experience-taking」(Journal of Personality and Social Psychology)

※ 読書と恋愛傾向に関する調査 – トゥ・ディファクト