6月に入り、そろそろ考えないといけないのが夏休みの過ごし方ですよね
せっかくなら、海外など遠くに旅行に出かけたいというひともいるでしょう
でも、問題は彼は連れて行ってくれるかどうか
貯金がないとか、仕事が忙しいといって、お願いを聞いてくれない可能性があります
そんなとき、ぜひ使って欲しい、悪用禁止の禁断テクニックがあるんです
それはいったいなんだとおもいますか。詳しく紹介します
■お願いごとを承諾させるテクニック
お願い事を承諾させるテクニックとして、心理学には2つのテクニックがあります
フット・イン・ザ・ドアとドア・イン・ザ・フェイスという言葉を、聞いたことはありませんか
フット・イン・ザ・ドアとは、最初に相手が簡単に承諾しそうなお願いをしておいて、相手がそのお願いを承諾したうえで、ちょっと承諾が難しそうなお願いを立て続けにおこなうことで、2つめの承諾率をあげようというテクニックです
このテクニックは、最初に交通安全に関する7.5センチ四方のステッカーを窓や車に貼らせてというお願いをしたあとで、交通安全の立て看板を家の前に立てさせてとお願いをすると、承諾する確率があがるということがわかり、発見されました
ドア・イン・ザ・フェイスとは、フット・イン・ザ・ドアとは反対に、相手が必ず拒否するようなお願いを最初にしておき、そのあと、簡単なお願い事をすることで2つめの承諾率をあげようというテクニックです
このテクニックは、2年間に渡って週に2時間、地域の青少年センターでカウンセラーとしてのボランティア活動をお願いし、相手がそれを拒否したら、1日だけ動物園への付き添いボランティアをお願いすると、承諾する確率があがるということがわかり、発見されました
■フット・イン・ザ・ドアとドア・イン・ザ・フェイス
では、今回オススメしたいテクニックはなにかというと、ずばりフット・イン・ザ・ドアなんです
「フット・イン・ザ・ドアもドア・イン・ザ・フェイスも、結局同じでしょ?」とおもうかもしれません
ですが、『東洋大学社会学部紀要』に掲載された研究では、フット・イン・ザ・ドアのほうが、より承諾率が高かったんです
ですので、夏休みの旅行をお願いする前に、一緒に買い物に行くことを誘うなど、彼が必ずOKするお願いをしてから本題に入るのが良さそうです
いかがですか
今年の夏は、このテクニックを使って、楽しい時間を過ごしてくださいね
【参考】
※ 今井芳明(2008)「2段階、3段階のフット・イン・ザ・ドア法とドア・イン・ザ・フェイス法の比較」(東洋大学社会学部紀要)