新年会のシーズンが終わったとおもった矢先、年度末で歓送迎会やお花見の季節がやってきますよね。どうしても、お酒を飲む機会が増えてくるのがこの時期です。酒は百薬の長ということわざがあるように、適量の酒はどんな薬よりも効果があるとされていたりします。

 

ですが、やはり飲み過ぎてしまうと、酔っていることをいいことに、好きでもない男性から言い寄られたりしてしまいます。 それは、酔っていることにつけ込んでいる男性の身勝手な行動というよりも、あなたが酔ったことで無意識に男性を誘惑してしまっているせいかもしれません。

 

いったい、どういうことだとおもいますか。アメリカ・ニューヨーク州立大学バッファロー校の行動心理学者キャサリン・パークス氏らの研究から、解説します。

デートのときこそビール

研究内容を紹介する前に、お酒とデートの関係を紹介しておきましょう。

 

味覚や香りを科学的な指標で評価している味香り戦略研究所が、杏林大学医学部の古賀良彦教授の協力のもとおこなった実験によれば、ビールを飲み香りを感じることによって、緊張を解きリラックスさせるという効果があることがわかりました。つまり、デートや飲み会などの場面で意中の男性と一緒で緊張しているとき、ビールを飲むことによって緊張をほぐすことができるんです。

 

これは、アルコールが緊張をほぐしているわけではなく、ビールの香り自体に効果があるため、ビールが苦手なひとでも、飲まずに香りをかぐだけでもいいんです。

アルコールが男性を誘惑する

さて、あなたが酔ったことで無意識に男性を誘惑してしまっているとはどういうことなのでしょうか。 

 

キャサリン・パークス氏らは、女子大生を対象におこなった実験のなかで、女性をほろ酔いと酔っぱらいのグループにわけ、男性と一緒に飲んでいるときの様子を分析しました(「WOMEN’S SOCIAL BEHAVIOR WHEN MEETING NEW MEN: THE INFLUENCE OF ALCOHOL AND CHILDHOOD SEXUAL ABUSE」Psychology of Women Quarterly)。

 

その結果、酔っぱらっている女性は、ほろ酔いの女性と比べて、男性に自分から話しかけることが多く、体をくねらせるような動作が増えることがあきらかになったんです。これはいってみれば、男性を誘惑しているのと同じ行動。つまり、女性は酔っぱらうことで無意識のうちに、男性を誘惑してしまっていたんです。 

 

いかがですか。お酒は飲んでも、飲まれるな。ほろ酔い程度にお酒は楽しむようにしましょうね。