先日、元宝塚娘役トップの白羽ゆりさんと、同じく娘役トップの愛原実花さんが、テレビで宝塚音楽学校の1年生のルールをテレビで紹介していました。笑顔禁止、電子レンジのチンという音をならさないなど・・・・・・。
 
これって、普通の学校に通った人間からすると驚きですよね。ですが、タイの大学1年生にも、色々と掟があるんです。たとえば、靴は白いスニーカーしか履いてはいけないとか。
 

 
べつに、校則があるわけではなりません。ですが、色のついた靴やサンダルを1年生が履くと、上級生から生意気だとされるのです。
 
そして、大学によっては1年間、通学中や大学にいるあいだは大きく名前を書いて、首からぶら下げさせたり。
 

 

 
タイは、徹底した年功序列と階級によってなりたっています。上級生のいうことは絶対なのです。
 
どこの大学でも、たいてい新学期まえに新入生歓迎会ラップ・ノン・マイが開催されます。新入生歓迎会とはいえ、歓迎会ではありません。いわゆる、ブートキャンプです。
 
表向きは「上級生と新入生の交流」「学生生活のオリエンテーション」とされますが、ここで上級生と下級生の上下関係、チュラロンコーンならチュラロンコーンの、タマサートならタマサートの大学生としていかに振る舞うべきかを叩き込まれるんです。これはときに、大きな問題に発展します。ぶっ倒れるまで炎天下を走らせたり、女子学生に性行為を強要したり。
 
日本人、教育者としておかしいと感じることもあるのですが、これがタイの高等教育現場なのです。ちなみに、学生と教員の関係もいわば、絶対服従です。学生が教員と話をするときは床に座って、教員より低い位置で話を聞きます。