難しい問題ですが、小中学生でもわかりやすいようになるべく簡単に書きます。
「あいちトリエンナーレ」とは、愛知県で3年に一度開かれる日本の中でも最大級の現代アートの国際芸術祭です。
・この芸術監督に津田大輔氏が選ばれたことから問題が起こりました。
津田大輔氏は「ジャーナリスト(メディアに記事や素材を提供する職業)」と名乗っていて、芸術とは関係のない人です。
ちなみにこんなことを言っています。
「価値観」とはまさに「日本の」ということで、つまり「日本の価値観を壊そうとしている」という「活動家」でもあります。
こういう人たちを「リベラル(自由主義者)」といい、まさに保守(今までの価値観を守ろうとする)=右 に対する 革新(今までの価値観を壊し新しくする)=左 という意味での左翼の思想です。
つまり彼は「左翼」で有名な人なのです。
そんな彼が、事前にリストアップされた芸術家の名前を見て「パンチがない」といい、自分の「仲間」の芸術家を呼び集め、今まで他の展示会で「問題がある」として展示が許可されなかった作品などを集めたということです。
それが今回大問題になった「報道の不自由展・その後」という展示コーナーです。
・ではどんな展示がされたのか見てみましょう。
まず、平和の少女像。「平和」とこれまたキーワードが出ましたが、つまり「日本軍従軍慰安婦像」です。
お分かりとは思いますが、もちろんこれは「韓国」の日本攻撃の象徴(しょうちょう)であり、これが税金を使って日本国内で初めて展示されるということで、誰の、何のための展示なのか、これだけではっきりわかるというものです。
「焼かれるべき絵」
これが慰安婦像に並んで大問題になった「天皇陛下の写真を燃やした作品」。
正確には先の大戦を連想させる映像や音声が流れる中、コラージュ画に使われた昭和天皇の肖像を大写しにして、ガスバーナーで燃やしていくという動画。燃え残りの作品の灰を足で踏み潰すシーンもあったという。
以前なら当然に不敬罪(天皇陛下を敬わない罰)で逮捕ものだが、今でもそんなことが許されるはずがありません。
森田という雑誌編集者がこう言っていますが・・・
その動画で天皇の写真を燃やしていた事実はない。燃やしていたのは大浦さんの作品で、そこに確かに昭和天皇もコラージュされているのだが、「天皇の写真を燃やした」というのとは意味合いが違う。正確な報道にするために、せめて作品について説明する時に関係者に確認取材くらいはしてほしいと思う。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20190808-00137629/
オッさんから言えば、「頭おかしいのか、ハッタリ野郎か」です。天皇陛下の顔を切り貼りしておいて、それを燃やしたら「陛下の写真を燃やしたわけではない」で通ると思っているのか、やっていいと思っているのか。しゃあしゃあと取材位しろとは、文大統領ではないが「盗人猛々しい」とはこのこと。
そして美術監督の津田大介氏が言うには
「2代前じゃん」「人々の記憶も『2代前出し歴史上の人物かな』というようなとらえ方でできるかもしれない」
これまた、日本人なら頭おかしい、もしくは日本人ではありえないと断定できるくらいの認識。天皇陛下を敬愛する日本人のDNAが入っているとは決しておもえません。
「時代の象徴-絶滅危惧種 idiot JAPONICA 円墳-」というタイトルだそうです。
星条旗(アメリカの国旗)の上に丸い墓があり、靖国神社への参拝や、秘密保護法(スパイ防止法)のことなどが貼り付けられ、さらに日の丸国旗に神風特攻隊の人たちが出陣する際の寄せ書きが書かれたものが乗せられ、しめ縄が張られています。
作者中垣氏はこう語っているという
「馬鹿な日本人の墓」なんですよ。
作品中の星条旗には、日本が敗戦から今日に至るまで、未だに米国から自立できていないという思いから。「日本人は死んだら米国人になれる」という皮肉が込められているという
国や子孫である私たちを守るために、尊い命を犠牲にして戦ってくれた祖先と、それを英霊としてお祀りする靖国神社に対して、「絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)」だと馬鹿にしたり皮肉るという感覚が、とても日本人とは思えず、怒りを禁じえません。
なお、ネットでこの下品な作品があいちトリエンターレに出品されていると広まっているということですが、これは香港の展示会で出品された作品だそうで、下品なことには変わりありませんが、少なくとも今回の愛知に出品されたものではないとのことらしいです。
・何が問題なの?
①まず、この芸術祭には多額の税金が使われることになっています。
「あいちトリエンターレ」には愛知県から約6億円、名古屋市が約2億円、国から6200万円もの税金が使われることになっています。当然、開かれる前に国に「お金をください」と申請しています。
もちろん、多額の公費・税金が支出されている芸術祭で、人の顔を燃やす、さらにはそれが天皇陛下であるなどということが許されるはずはありません。
さらにこのとき、「津田大輔氏を芸術監督にします」とか「こういう展示をします」ということを報告していなかった、ということが問題になっています。
当然、こんなに問題になるような展示であれば、国が「やっていいですよ。お金をだしますよ」と約束するはずもなく、それをだまって申請しておいて、許可が下りてから勝手にやってしまう、ということがまず問題になっています。
今どうして津田氏が監督になったのかなど、国が担当者から説明させていて、その税金が払われないかもしれません。
平和資料館長「お金をもらったら言われた通りの表現しかダメなのか」
https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/aichi-shoujyozo-2
という意見もあります。
しかし、そもそもお金が出るということは、お金を払う人の意向に従うからお金をもらえるわけで、払う人にウソをついたり、お金をもらっておいて言うことを聞かないというのは「信用」という考えのない人でしょう。
こういう「平和」という名がつくものも多分に「左翼」の詭弁(きべん=うそのいいわけ)に使われますが、こういうことを平気で言う日本人をオッサンはあまり知りません。
②芸術だったら何をやってもいいのか
実はこの展示、3日で中止になっています。
この展示を見て、とんでもない、と中止を訴えたのが名古屋の河村市長です。
そりゃもうびっくりこうたわね! あんなもん、ダメに決まっとる。税金使って、名古屋市と愛知県が主催していると見えるイベントで、まるで慰安婦について韓国側の主張を正しいと認めて政治宣伝するような展示をして、いいわけがない。
表現の自由は、相互承認(表現するほうとされる方が両方認め合うこと)あってのものだ。芸術ならどこで何をやってもいいわけではなく、公共の福祉に反するものはアカンとされる。その観点から、日本の公共イベントで、天皇陛下のお顔を焼くなんて展示が自由に許されるわけがない
多くの国民が河村市長と同じ感覚を抱くはずだが、不思議とマスメディアの扱いはそうではない。
特に、朝日新聞と系列のテレビなどは、大村知事を大擁護(ようご=支持し守ること)し、河村市長を叩いて「表現の自由を守れ!」と大騒ぎしている。
(夕刊フジ 有本香の以読制毒より)
ということは、なぜ芸術家ではない津田大介氏が美術監督に選ばれたのか? 上の「芸術なら何をやってもいい」と彼らが思っていたとすれば、「左翼の活動家」が、「芸術の名を借りれば」、「今までできなかったことでも何でもできる」、という思惑(おもわく)があったのではないでしょうか?
そして河村市長に噛みついたのが愛知県の大村知事です
憲法21条が定める『検閲の禁止』にあたる恐れがあり、表現の自由を害するもの
これはまさにその前に津田大介氏が語ったのとまったく同じで、津田氏はさらに「裁判で訴える可能性がある」とまで言っていました。
その憲法21条についてこういう記事があります。
憲法21条の第一項で「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と定めている。一方、12条は憲法が国民に保証する自由と権利について「これを濫用(らんよう=好き勝手に使うこと)してはならないのであって、常に公共の福祉(みんなのためになること)のためにこれを利用する責任を負う」と記す。
憲法21条第一項は、表現の自由を絶対無制限に保障したものではなく、公共の福祉のため必要かつ合理的な制限を是認(ぜにん=認める)する、とある。
(産経新聞)
つまり、津田大介氏や、大村知事他の今回の展示を仕組んだ人たちは、「憲法21条で表現は自由に許されると言っている」ということを理由としているようですが、そこには「みんなのためになるかどうか」という縛りがちゃんとあるわけです。
これを日本国民を、韓国がおとしめようとしている慰安婦像を展示したり、日本国民が皆愛する天皇陛下の顔を焼いておいて、「日本国民に対して悪いことはしていない」と白を切るのでしょうか。もちろんそんなペテンを許してはいけません。
・日本へのヘイト
憲法学の八木教授は「わが国の『国民統合の象徴(国民が一つになるよりどころ)』である天皇の人格を汚す内容だったのは明らか。表現の自由は『公共の福祉』の制約を受けるというのが通説で、公序良俗に反する展示であれば当然、問題がある」
ジャーナリストの門田隆将氏は「私自身も見たが、展示は明らかに日本に対するヘイトだった。自由は崇高なものであり、民主主義社会において最も重要だ。しかし、だからこそ節度と常識を必要とする。今回の展示に節度と常識があったとは思えない。」と語った。
(産経新聞)
ちなみに余談ですが、そんな津田氏と大村知事ですが、コラージュ(切り貼り・のり付け)作品が出回っています。これについても彼らはきっと表現の自由と笑ってすませることでしょうね。
河村市長、大村県知事に対しては、他の自治体から意見が出ています。
大阪知事の吉村氏は
芸術祭実行委員会会長を務める大村秀章愛知県知事について「辞職相当だと思う。責任を取らなきゃいけない」と述べた。
「表現の自由は保障されるべきだが、『反日プロパガンダ』と国民が思うものを愛知県が主催者として展示するのは大反対だ」と主張した。
なお、これに対して大村知事は「そんな認識しかない人が大阪県知事だとは哀れだ」といいました。知事としての発言としては軽薄な発言です。
大阪の松井市長は
「(知事を)辞めるまでの話ではないが、説明責任はある」と記者団に語った。
それに対し、岩手県の達増拓也知事は
「過去に物議を醸した作品を展示するという批評精神が高いものを、そういうものだと断った上で開くことには意義がある」と指摘した。
また、河村たかし名古屋市長らが展示中止を求めたことを念頭に「個人的に気に入らなくても、権力的な立場にある人が発言すれば表現に対する萎縮効果が出る。好ましくない」と強調した。
③誰がこういうことを仕掛け、日本の中で広めようとしているのか?
「表現の不自由展・その後」実行委員会
アライ=ヒロユキ、岩崎貞明、岡本有佳、小倉利丸、永田浩三
本展は、ジャーナリストである津田大介芸術監督が2015年に私たちが開催した「表現の不自由展」を見て、あいちトリエンナーレ2019でぜひ「その後」したいという意欲的な呼びかけに共感し、企画・キュレーションを担ってきました。
圧力によって人々の目の前から消された表現を集めて現代日本の表現の不自由状況を考えるという企画を、その主催者が自ら弾圧するということは、歴史的暴挙と言わざるを得ません。戦後日本最大の検閲事件となるでしょう。
私たちは、あくまで本展を会期末まで継続することを強く希望します。一方的な中止決定に対しては、法的対抗手段も検討していることを申し添えます。
ああ、この連中が元の展示を行い、それを芸術監督に選ばれた津田氏が「パンチがない」と言って、ここに働きかけて今回の展示をしたわけなのですね。
「戦後日本最大の検閲事件」「法的手段も検討」と、大げさな被害者アピール、法的手段という脅しなど、慰安婦問題や偽徴用工の被害者、または韓国政府のやっていることに共通するものがあるように思えるのはオッさんだけでしょうか。
なお、この中に以前にNHKの番組で「慰安婦が性奴隷だった」とする内容を製作して大問題になった者もいるといい、これはもう意図的に仕掛けられた展示だったと確信できます。
有識者らで構成する「表現の自由を市民の手に 全国ネットワーク(表現ネット)」は7日、東京都内で集会を開き「今回の事態は、日本が『表現の不自由な社会』であると改めて実証した」として、撤回と再開を求めるアピールを公表した。
こういう反日団体は「市民」と名乗ることがよくあります。それは日本国籍がないから「国民」と名乗れないからなのでしょうか。また「ネットワーク」という言葉もよく使いたがります。
これが展示の一つを作った中垣氏
なお「憲法9条尊重」とありますが、「不戦の誓い」をうたった9条を守れというのは「韓国や中国を攻撃させない」ための、在日スパイの最も重要な活動の一つでもあります。
「9条ガー」「平和ガー」と言ったら、まずそういう連中だと思って間違いないでしょう。
ペンクラブが抗議 「芸術の意義に無理解な言動」
「言論や表現の自由の擁護」を理念として活動する日本ペンクラブは8月3日、声明を発表。名古屋市長の河村たかし氏が展示中止を求めるコメントを出したことなどについて、政治的力の行使や検閲に当たると厳しく指摘した。
「言論や表現の自由」と言えば聞こえはいいですが、要は「自由」という隠れみのに、好き放題やろう、文句を言わせない、という連中に他なりません。今回のような「日本ディス(リスペクト)=おとしめ」を支持していることで化けの皮がはがれますね。
まだまだ書きたいことはありますが、これくらいにしてまとめを書きたいと思います。
今回オッさんが気になることは、誰が芸術家ではない津田氏を、どういう経緯で芸術監督にまつり上げたのか。
先に書いたように、「芸術という名前を借りれば、政治活動でも文句を言われない」とたかをくくった左翼がいたのではないかと思っています。
大村知事は多分にその一人だと思いますが、知事一人で決められるとも思えません。あいちトリエンターレの実行委員会の委員自体がどんな人間で、それらもどうやって決まったのか。
上に「知識人で構成される」という団体がありましたが、大学教授や弁護士など、教員や司法に力のある者たちが、あからさまに日本をおとしめるような発言を公然としています。
そのように日本の内部に、韓国に代表される外国のスパイがどこまで入り込んでいるのか。そうやって入り込んだ連中が、日本の税金を10
億円も使うような芸術祭を牛耳って、反日を大々的に行い、天皇陛下を侮辱しようとした大企画を立て実行した経緯を完全に暴き出す必要があると思っています。
そしてスパイ防止法をなんとしても制定し、そうした連中を逮捕せずとも国外に追放することで、今回のようにふざけた問題が二度と起きないようになることを心から願っています。














