~前回までのあらすじ~
遅刻をしたもう一人の転入生菅野明日人は周りを待ったく気にしない馬鹿だった。いろいろあったがとうとうお弁当の時間が来てしまったのだ…
お腹の音とともに爽やかなチャイムが鳴った。
『コーンキーンコーンカーンキーンカーンコーンコーン』
あきらかにチャイムが違う。
この学校は放送委員会か誰かがチャイムを鳴らしているのか。
そんな不安を胸に抱いていた。
そんなことはさておき、チャイムの音と同時にクラスの全員が立ち上がり一斉に走り出した!
みんなの狙いは毎日お弁当を販売しに来ている渡辺雄太さんのスーパーパンチパーマコケコッコー弁当だ。
なんと七人分しか販売していないため一日に食べられることはめったにない。
それを求めて三年四組のみんなは廊下をでた。
『俺が食べる!』
『ミルクティーにはスーパーパンチパーマコケコッコー弁当がマッチしているんだあああああ!』
と川村颯人が1番に廊下をでたが
思うように体がついていかない。
続いて佐々木龍生が鼻にティッシュを詰めたまま走り出したが川村颯人に足をつかまれKO。
鈴木雅人はまだアリに噛まれた傷が痛いらしく途中で挫折。
ここで菅野明日人の姿が見当たらない。まあいいや。
なぜかここで特にトラブルを起こしていない西山碧が気になり始めた。
いやな予感がしたからだ。
その時、ドスドスと足音が聞こえるなか、誰がつぶやいていた。あの西山碧だった。
『よし!このまま行けば俺が8番目だ!』
ん?いや、このまま行っちゃ駄目でしょ。
むしろ、頑張らなきゃ。買えないよ、スーパーパンチパーマコケコッコー弁当。心の中でそう思っていた。
西山碧は馬鹿ならぬアホだったのだ。
結局三年四組の中でスーパーパンチパーマコケコッコー弁当を買えた人は菅野明日人だけだった。
家に帰り、なぜ買えたのか、彼はトイレをしてなったのか、そう考えているうちに夜が明けようとしていた。
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