ryu’s novel-夢遊病


たまたま2年ぶりに町で会った友人に誘われ、元ストリートスライダーズのハリーのライブに行ってから、すっかりスライダーズに嵌まってしまった。オリジナルの音源は2枚を残して全部聞いたんだけど、やはりイイ。ストーンズと比較されるのはしょうがないんだろうな。まあ、似てるもん。2nd『がんじがらめ』から始まって『JAG OUT』『夢遊病』『天使たち』『BAD INFLUENCE』までの5枚は一気に聞いても飽きないくらいの名作ぞろい。というか、名作という言葉はあまりスライダーズには似合わない気もする。(1st聞いてないけど、きっといいんだろうな…)ミック・ジャガーと同じように、文学を歌えるヴォーカリストは日本にもいたぞ!安易な表現だが、やはりそういう気になってしまう。

さて、『いいものはいい!』では、このブログの読者のみなさん(いるんかいな?)に申し訳ないので、ryu的分析を施してみようと思う。

リトルストーンズの異名で語られるスライダーズ。何がそんなに似ているのか?と言うと、ギターがリズムを作ってしまうところだと思う。ブルースの影響を随所に感じさせはするが、やはりストーンズのキースのギターの影響が強い。それも、スタイルをパクっているのではなく、黒人音楽を異化してしまうところまでがそっくりと言っていいのではないか?海外のバンドを含めても、これほどまでストーンズに似ているバンドは個人的に知らない。

じゃあ、スライダーズはやはりリトルストーンズなのか?と言われると…。ある面当たっているが、全てがストーンズというわけではない。その傾向が顕著になった時期の作品がこの作品『夢遊病』だと思う。2ND『がんじがらめ』のようなタイトでブルージーなスライダーズファンには少し物足りないかもしれない。それは否定しない。しかしそれまでのハリーにはあまりなかった、日本語の歌が作り出すビートをこの作品で存分に聞くことができる。その後の『天使たち』『BAD INFULENCE』は、この『夢遊病』で獲得したビートをベースにしていると思う。実際、この作品以降、日本語の歌としてとても聞きやすくなっていると思う。

この作品含め、殆どが廃盤。しかし、スライダーズは、今のロックファンにも必要なバンドだと思う。再結成…ないかなぁ、ハリー、頑固そうだもんなぁ。