小説の投稿は一休み | 高田龍の《夢の途中》

高田龍の《夢の途中》

気がついたら、72歳に成ってました。
今までずいぶんたくさんのことを書いて来ました。
あと何年生きられるのか判りませんが、書き続ける事が生存確認でも有りますし生存証明でもあります。
宜しくお願い致します。

しばらく続けている小説の投稿をちょっと休めて、大相撲の話題をお届けします。




大相撲のファンの方、相撲協会の方々お許しください。

話題にしたいのは、写真の大関•正代のことです。

たしか、この関取は番付を上げていく中で強いという印象をふり撒いてきたといえます。

あくまでも私の独断的な印象ですが。

一回は優勝もしてますよね。

そんな彼がやたらと黒星が目立つようになったのはいつ頃からでしょうか。

初日から連敗することが多くなり、私が相撲中継を観るたびに敗れていることが多かった。

私の大関•正代に対する印象は、何をやっているんだ。

大関じゃないか!だった。

先場所の結果をみると、惨憺たる結果だった。

初日から三日迄白星が無い。

四日目に『高安』に勝ってやっと初日が出て一安心したが翌日からまた三連敗。

八日目を前に六敗。

相撲自体もまったく覇気が感じられなかった。

勝ちは勝ち、負けは負けなのだが、彼の負け方には口惜しさも、ぎりぎり迄勝つことに執念を燃やすようなところはまったく感じられなかった。

やる気がないとしか言いようの無いものだった。

先場所の前もその前も勝った時も敗けた時はもちろんのこと、まったく覇気を感じない。

今日、千秋楽を迎えた夏場所が始まった頃。

やっぱり正代は三日目迄三連敗。

四日目に『豊昇龍』に勝ったが翌日はまた敗けた。

カド番の今場所、私は大関陥落は間違いないと確信した。

名古屋場所で大関陥落した後は、ずるずるという感じで長くても今年中には引退だろう。

私はこの関取が嫌いだった。

しかし、敗け続ける正代のことがだんだん気になってきた。

六日目に『大栄翔』に勝てないだろうと思って観たら正代は勝った。

翌日は今日初優勝の栄冠を勝ち取った『逸ノ城』を倒した。

十三日目の『貴景勝』に敗れるまで一勝四敗からなんと七連勝❗️七連敗ではなく七連勝だ。

そして十四日目は横綱『照ノ富士』に勝ってしまった。

そして千秋楽の今日、このブログを書いている部屋のTV画面の中で正代は勝利で今場所を終えた。

なんと十勝五敗‼️

もちろんカド番も脱した。

おめでとう㊗️である。

聞けば、元大横綱の白鵬に

会場の通路で何かアドバイスをもらったらしい。

その翌日からの目の醒めるような快進撃である。

今年、消えていくとしか思えなかった正代は覚醒したと言えるだろう。

来場所、彼の情けない姿は見ることはないはずだ。

正代よりも惨めな私の明日はどうなるのだろう。