ほんとうに、そうなのだろうか。
ほんとうに、良いのだろうか?
そう思ってしまう様な事が、私の周辺にはイロイロと在る。
至近な話で言えば私の地域の放射線の状況は大丈夫なのかな、とか。
昨年の秋も押し詰まった頃、私は居住地の役所へ電話をかけた。
用件は、地域の有志で主催しているイベントの企画について協力を願えればとの思いからだった。
一昨年の秋、楽器の演奏やコーラスに朗読劇と、町内のアマチュアの有志が集まり開催した第一回は、まあ大成功と云える成果をおさめた。
当然のこと、我々が第二回を翌年また開催しようと意気込んだのは言うまでもない。
願わくば、毎年恒例の地域イベントに、とも考えた。
年が改まった2011年、桜の開花を待ち望んでいた日本人は、まったく予想もしていなかった大地震
と、それに伴う巨大津波に見舞われた。
さらに、その為に破壊された原発による放射能の恐怖、第二回目のイベントの内容に関しては皆さん、震災前には第一回目よりもクォリティの高い音楽だったり劇だったりを考えていたと思うが震災後は、それぞれ考えは変化したと思う。
新聞やテレビが伝える被災地の地震直後の状況は戦慄を覚えた。
特にテレビ画面から送られて来る映像は、半世紀以上の人生で初めてと云える衝撃だった。
一連の地震や津波の映像を観て、鳥肌が立ったり、身体の中から突き上げて来るどうしようもない絶望感や恐怖心が戦慄と云うのだろうと理解した。
日が経つに連れて、被災地より遥かに離れた自分達にも対岸の火事どころではないと云う事が解ってきた。
私の住んでいる所より、遠い地域で高レベルの放射線が検出されはじめると当然、我が地域は大丈夫なのかと思うのは人情である。
そんな時、知人から市役所では、住民の希望が有れば、様々な公害に関する情報を提供するサービスが在ると教えられた。
しかも、宅配で。
放射能汚染は究極の公害である。
役所の職員や役所が認める専門家を、地域住民や法人、団体の招聘に応じて派遣すると云う企画だそうだ、是非とも我が地域の放射線の現況を聴かせて貰おう。私の提案に異論を唱える人は居なかった。
私は、市役所の担当部所に電話をかけた。
そして、結果は私の予想や期待を大きく裏切るものだった。
