
銀座の画廊の本、2冊。どちらも おもしろかった。
私は学生時代、4年生の土曜日の午後はほぼ、銀座の画廊をまわっていたので、何となく親しみがあって、銀座の画廊は敷居が高いってことはないのです。あの時期に(1971年頃)廻っておいてよかった。今、東京から離れていて いく機会はありませんから。(先回東京へ行った時は小山登美夫ギャラリーへいきましたから、興味の対象は変わりますし・・)しかし、あの頃 観た 木村忠太。今でも 色的に影響受けてるなと思います。
野呂洋子氏は1964年生まれ。日本IBMに勤めていて、結婚後ご主人と共に 銀座柳画廊を創業。閉鎖的な銀座の画廊を 新しい感性で活性化しようとしている とても魅力的な女性です。社会的な視野も広く、世の中をよくしていきたいという意欲にあふれています。
吉井長三氏は1930年生まれ。1965年、銀座に吉井画廊を開設。梅原龍三郎などとの交流が描かれていて、伝説の画家はこんなんだったんだ となかなか興味深い。