<東陽倉庫テナントビル> 納屋橋エリア
昨日の画像のトップのハイヒールの絵は片山真理氏。レース、ぬいぐるみの人形、スケスケ ヒラヒラ。オイル漬けのビーズなどがズラーッと棚に並ぶ。この手の過剰な演出をした若い女の子はGEISAIでも見ているのだが、(どうも好きになれなかった)義足の彼女がこうして自己を構築していることに「えらいなあ」とエールを送りたい気持ちになった。
名和晃平氏の 泡 は、あちこちで紹介されてる。保存・修復と云ったことから解放された立体作品。洗剤とか、ホースとか、電源とかのメンテナンスが なかなか大変だそうです。

新実泰史氏の作品
この手の作品は画像で観ていると、何が評価されているのか わからない。私は実物見て 納得しました。絵は色・形などの要素で成り立っている。この絵の場合、かなりの要素を取り去って 線 で、しかも抑制された線で 画面を構成している。近くへ寄って見ると、線は何度も何度も塗り重ねられている。
<Dアートビエンナーレ> ダイテックビル

美術手帖で大々的に公募してたので、知ってる方も多いかもしれませんが、213件の公募作品が集まり39点の入選作が飾られています。35歳以下、新人発掘の場です。最優秀賞の桑久保徹氏は、昨日検索してみたら、もうすでに売りだしている方で小山登美夫ギャラリーがついているようです。ゴッホが好きで、そういえば絵具をギュウっと盛り上げて描く描き方も そのあたりからか。私、ゴッホ、好きじゃないんで・・・。
春草さんは 右から2枚目。洗練された 他に類を見ない 絵です。
トリエンナーレのように 現代美術をみていて 途中、こうして従来の平面・立体 みたいな作品展をみていると、こうした展覧会がだんだん姿を消していくのがわかるような気がする。ここに出てくる絵の多くは かって私が出品したり、観たりしていた美術展とあまり差がないようなのだ。清新なショックがないのだ。64歳になろうとしてる私が35歳以下の人たちの作品に新鮮さを感じないのだ。
今日はここまで。また明日。