空を眺める僕は、月を。 | Multi Media Mix Diary 腐り果てたジェンダーの果てに。

空を眺める僕は、月を。

久しぶりに書きます。


もし良かったら感想なんかもらえたら嬉しかったりです。










前の話から大分時間が経って今の僕は、まったく別の人と付き合っている。


遠距離なんで会えるタイミングはあまりないけど、まじめに付き合いたいと思っていた時に出会ったから自分なりに大切にしている。




でもただ優しくしているだけで、僕には何か大切な何かが欠けている感じがする・・・。


それが何なのかわからないでいる。








そんな最近ある事件があった。




事件と言うよりただの日常の出来事なのかも知れないけど、僕には大分ショックな事で・・・。






親父が浮気してるって言う話。






僕も20にもなってそれくらいの事で怒ったりしないで、むしろまだ女性に対象になっている事を評価すれば良いのかも知れないけど、僕にはできなかった。


子供の頃同じような事があって、弟は覚えてないと思うけど兄貴と僕は鮮明に覚えている。


TVとかではそんな修羅場を結構バラエティーな感じにしてしまうけど、まだ体も精神的にも子供だった僕にはあまりにも怖くて自分が無力で、ただ布団の中にもぐって不安から逃げるようにする事しかできなかった。


いつもは弾けるくらい明るい母親も行方不明になった時は自殺を考えたらしい。


すべての話がカタカナで頭に入ってきて、理解できなかった。








そんな事があったせいか浮気とかの話を聞くと想像以上に拒否反応してしまう様になってしまっているのかもしれない。








毎月やっている無尽で親父も一緒に飲んでいて、その時の親父の様子が大分おかしくて、飲むペースも速く、僕は「なにかあった?」と聞いた。親父は初めは言葉を濁す様にしていたが、少ししてその話を他の人と話し始めた。「会社の若い子とホテルに泊まったんだけど、ギリギリまでいっちゃってさ、最後の一線は越えてないよ。マジ恋わずらいだわぁ」




最後の一線は越えてないらしい・・・・・?




僕はきっとあの時自分の親に向けてはいけないくらいに目つきが悪くなっていたと思う。


多分あの時何かが少しずれていたら、僕は親父をブン殴っていたと思う。爪が伸びていたら手が血で滲んでいた。自分を抑えるのに必死だった。




「何言ってんだこの人・・・自分の子供の前で・・・恋煩いだと?」








僕は気分が悪いから先に帰るといい、歩いてそこを後にした。






歩きながら子供の頃の記憶が蘇っていた。怒りはただ涙になって溢れてきた。


情けなさか、憎しみなのか分からなかったけど、止まらなかった。




こんな話誰にも言えない、話しちゃダメだ。


きっとそのせいで全部壊れる。


でもじゃあどうすれば・・・・・。






僕は劣勢遺伝子なのかな。と自分が嫌になった。