選挙態勢 | 笠哲哉ブログ

選挙態勢

年明け早々永田町と霞ヶ関が始動すると選挙がらみの話が聞こえてきた
解散が今秋がタイミングとして良いという声と 現時点での国民世論では次期衆院選での民主党の勝利に期待するむきが半数近い勢いがあるという冷厳な事実との調整
ネット選挙解禁が今月の通常国会に上程 次期衆院選から適用とのこと 条件は氏名とメールアドレスの表示で まさに予想のとうり 当方は既にクリアーしてある
予定候補者のみならず 今後は公職選挙の関してまじめな言論をネット上で展開しようとすると氏名メアドの公開表示が義務づけられるので無責任な程度の低いサイトは淘汰される 公選法がらみは知能犯担当が捜査にあたるが 各陣営からの通報には警察当局は俊敏な反応を示すのは 私の経験では実証済み 室内ポスターを外向きに貼っただけで 通報から30分で警官隊登場である
解散がらみでいえば 古賀選対委員長の御苦労には頭が下がる 菅先生はじめ選対委員会の皆さんも大変な思いで重責にあたってらっしゃるので注文めいた事は発言できない

結果からいえば 現議席確保は 普通は不可能で 出来るだけ多くの当選者を出すことと 自民出身者で現在党を離れている同志が 衆院選後 政権の維持にどれだけ協力いただけるかを睨んだ選挙態勢の構築を秋までという時間限定では あまりに短いというのが現実だろう

民主党には細川・羽田政権の中核を担った幹部も多い 9党・会派連立で内部分裂が政権崩壊の引鉄だったが同時に実現すべき政策が統一されておらず 政治権力そのものが自己目的であった点で自民党と同様の問題を孕んでいたのを記憶してる指導者もいるだろう

自民 民主いずれに所属あるいは無所属であっても ともに政権の重要政策や国家目標をめぐる価値観を 選挙前に明確にし 再編に備える方が行動しやすい その意味で平沼先生や中川先生の「真保守」を掲げた勢力がボールを投げてくれる事を期待する